初っぱなずっこけ ページ5
(何故！？人と仲良くなれない呪いにでもかかってるのか僕は！)
どうしたって震えてしまう体を抑える
ああもう嫌だ何でいつもいつもこうなるんだ！
もういっその事……
「お前ら！何やってんだ！」
「ひぇ……」
「そ、その声は！」
綺麗な声
それを聞いた途端、悪ガキ達は震え始めた
(何？)
「新入生をよってたかって！恥ずかしくねぇのかよ上級生の癖に！」
「んだと！？」
「まて！あいつ暴れん坊のジャックだ！俺らでもただじゃすまん！」
「逃げろー！」
「ぁ……」
羽虫を散らすように悪ガキ達は逃げていった
「大丈夫か？」
「あ、はい。ありがとうございます。」
手を差し伸べられ僕はその手をとった
「この辺りはああいう輩もかなりいる。何がたってこの国は色んな人種がいるからな。お前もおどおどしてないで気を付けろよ。」
「は、はい！あ、僕ラドル・B・オークスです。君は？」
「ジャック・ハウルだ。お前、もしかして新入生か？」
「う、うん。」
「まぁ俺も新入生なんだがな……会場が違うぞ。」
「え"！」
バッと看板を見ると入学式ではあるのだがミドルスクールの会場だった
「道理ででかい人が多いと……」
僕は腰が抜けてしまった
「ほら、ついてこい。皆待ってるぞ。」
「うんごめん、ありがとう。」
ジャックに手を引かれなんとか入学式会場に着いた
まずい、初日からずっこけちゃった……
まぁともかくこの後挽回できればいいか！
ーーーーーー
入学式の後クラス分けにて
幸いにもジャックが同じクラスで隣の席だった
「おう、またお前か。」
ジャックは僕に気づくと軽く手を振ってくれた
「ジャック……！はぁ、安心した。入学早々出だしが悪かったから不安で不安で……」
「なよなよすんなみっともない！もっとしゃんとして胸を張りやがれ。」
「うっ、がんばります。」
確かにこんなんじゃ誰も友達になろうなんて思わないだろう
よーし、頑張らなきゃ！
……でも何したらいいんだろう
うーん……
「ぃ……おい！」
「ふぎゃっ！？」
ジャックに背中を叩かれハッとする
時計を見るともう下校時刻だった
「あ？え？」
「もう今日の授業終わったぞ。」
色々考えていたら一日が終わっていた
嘘だろ
明日からはもう作り上げられたコミュニティが出来上がっているというのに！
「このままだと理想の学園生活がパーだどうしよう自信ない……！」
「お前なぁ……あっ、そうだ。よし、いい先輩を教えてやろう。多分お前も知ってる？と思うぞ。」
「え？」
なよなよしている僕にジャックはそう言った
どんな先輩をなんだろう
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あんかけうどん(プロフ) - あんぱんさん» ありがとうございます！ (9月14日 22時) (
レス) id: 8768b9e08b (このIDを非表示/違反報告)
あんぱん - ランドール好きなのでうれしいです！ 面白かったです！ (9月14日 22時) (レス) @page28 id: f2f05df21c (このIDを非表示/違反報告)
あんかけうどん(プロフ) - 竜の騎士さん» ありがとうございます！嬉しいです！ (2021年12月10日 17時) (レス) id: 91a4551153 (このIDを非表示/違反報告)
竜の騎士 - はじめまして。最初から読んでみましたが、とても面白くてすぐにハマりました！更新楽しみにしています！ (2021年12月10日 13時) (レス) id: 796a1a3707 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あんかけうどん | 作成日時：2021年11月25日 4時
