◇ ページ33
・
目「姉さん、こんな所にいたんですね」
「蓮くん」
目「は〜、俺疲れました」
「あはは、お疲れ様です」
物欲しそうな目でこちらをみてくるから苦笑いしながら頭を撫でれば満足気に笑う。あれからよく撫でられ待ちをしてくるのはいいけどこういう人が多いところだと恥ずかしい。そして周りの目が痛い。
まぁ成長したらこういうこともなくなるか。
目「そろそろ帰りますか？」
「うん、そろそろお暇しましょう」
目「はい」
お手を、とさし伸ばされた手に手を預けてその場を後にしようとした時＿＿＿
「お、いたいた〜、そこのお二人ちょっといいかな」
「？ えっとなんでしょうか………っ！」
突然声をかけられて振り向く。
ミステリアスな雰囲気でこちらへと歩いてくる人、その人物に見覚えがあり目を見開く。
深澤辰哉……！？
深澤辰哉、『SNOWLIFE』のキャラクターの1人でキャラ達のまとめ役的な存在。3枚目のいじられキャラと公式で言われているが接していくと不思議な感性を持っていたり、案外寂しがり屋だったり。リアコが多いイメージで、SNSの繋がりたいタグをみても深澤辰哉リア恋勢の数がダントツだった。
まさかパーティーに来ているとは思わなかったけどなんで話しかけてきたんだろう。
目「何か御用ですか？」
突然知らない人に話しかけられて警戒した蓮くんが私の前にでてきてくれる。
深「あれ、もしかして俺警戒されてる？」
目「……」
深「あは、大丈夫大丈夫、用事があるのは俺じゃなくてこの子」
「こ、こんにちは」
深澤辰哉の後ろからぴょこっと1人の女の子がでてくる。さっきの囲まれていた女の子。
「あれ、さっきの、」
「あ、あの！ さっきは本当にありがとうございました！」
ガバリと深くお辞儀をされる、すごい勢い……。
「いえあれから大丈夫でしたか？」
「は、はい、そのさっきはろくにお礼を言えなくて……」
「気にしないでください、改めて私白鳥Aと申します」
東「あ、私は東堂真白です」
目「弟の目黒蓮です」
自己紹介を促すよう深澤辰哉のほうに目線を向ければにこりと笑いかけられて口を開く。
深「婚約者の深澤辰哉です」
え？
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1394人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
マスコット - 大好きな作品です(*^^*)もう更新されないんですか？めちゃくちゃ気になります (4月23日 2時) (
レス) id: f0407dfffe (このIDを非表示/違反報告)
yuu(プロフ) - 何度も読み返してニヤニヤしちゃってます。続き楽しみに待ってます✨ (7月3日 7時) (レス) @page40 id: e9ef2b1857 (このIDを非表示/違反報告)
優希(プロフ) - 更新楽しみにしてます🥺 (6月20日 15時) (レス) @page40 id: e49244e76b (このIDを非表示/違反報告)
kazunoko(プロフ) - 3週目突入しました笑更新楽しみにしてます！ (2023年3月12日 17時) (レス) id: 38c9d09af9 (このIDを非表示/違反報告)
時雨(プロフ) - uzuuzuさん» 応援ありがとうございます！励みになります🤍 (2023年3月3日 19時) (レス) @page40 id: d035e17497 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：時雨 | 作成日時：2023年2月7日 22時
