それに、俺の念なら、俺だけが話せたりする理由も納得いくしな！ ページ36
Aは少し驚きながら、二人の間に割って入る。
A) まぁ、何はともあれ、今回の勝負で勝ったのは俺だ。2人とも、ちゃんと仲良くしろ！
ゴン＆キル) …はーい。。
キル) それにしてもよー、どーやって稼いだんだよ？
1億近くまで持ってくなんてさ。
ゴン) A、パソコンの使い方も知らなかったのに！
2人はAを咎めるように食いついてくる。
Aは頭を掻きながら遠慮しがちに答える。
A) んー、ちょっと体使った(( は？！
いや、危ないことはしてない…((ﾒｷﾒｷ
いたたた、痛い、キルア、痛てーよ！
キルアの表情が一変、Aの肩を掴み、力を入れる。ゴンも少し怒ったような顔でAを見ている。
A) …何だ？やり方は何でもいい感じじゃなかったか？
ゴン) それでも、良いことと悪いことがあるよ！！
キル) …誰に買われたんだよ、教えろ、全員殺してやるから(( お前は殺しやめたんだろ…。。
A) 誰かに買われたって言うか、雇ってもらったって感じだけどな…？短期で。
ゴン＆キル) …？
A) 実はさ、今回はハクにも手伝ってもらったんだよ。
Aがそう言うと、ゴンとキルアのすぐ後ろにハクが姿を現した。
ゴン＆キル) ハク！！
キル) すげぇ懐かしい気がする！
ゴン) 最近、A、連れてなかったよね？
Aは少し難しい顔をして、薄く笑う。
A) …実はさ、ハクは、俺の念なんだって。(( ！！
俺も、闘技場でヒソカに教えてもらったんだけど。
ヒソカが言うには、そこそこ腕の立つ念能力者ならハクから出てるオーラを見てわかるらしくて。
(だから、多分イルミにも知られてんだよな…)
…ならもっと早く教えてくれればいーのにな！
ゴン) A…。
A) …あ、いや、確かに、初めはショック受けたし、信じられなかったよ。
1番近くにいたやつが、俺自身の力で出してる念だったなんてさ。
てことは、やっぱ俺は、一人ぼっちだったのかな。とか、考えたりもした。
…けど、考え方を変えるとさ！
俺が死なない限りハクも死なないんだ。
それって1番俺の近くにいる相棒ってことじゃん？
だから、今までは姿が見えないと寂しかったけど、今は姿があってもなくても、ハクはずっと俺の中にいるってことで。
そう思うと、すっげぇ嬉しくてさ！！
それに、俺の念なら、俺だけが話せたりする理由も納得いくしな！
Aは満面の笑顔を見せた。
キル) …。(…Aは、俺の知らない間に色んなことを乗り越えてる。)
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作者名：シロ | 作成日時：2020年1月16日 11時
