...ヒソカ、楽しそうだな！ ページ19
A) お、ここにも。…思った以上にあんな。
Aの体は自分で花を毟ったところ以外にも所々痛々しい怪我の跡があった。
A) (…あの花の根っこが体内で暴れ回りでもしたのか？)…ﾊｧ (ﾄﾞｻｯ
Aは力を抜いてベッドに倒れ込む。
そして、昨日の試合の断片的な部分を思い出そうと目をつぶった。
A) (…ナイフが、俺の周りをグルグルして…)
Aがそっと手を前に出す。
ナイフを強くイメージしながらオーラを手に集中させる。
A) …！ …で、出来た。。
Aは念で作り出されたナイフを握る。
A) 感触はほぼ、俺の持ってるナイフと同じ…
まぁ、それもそうか。それを思い浮かべてるわけだし…。。
そのナイフは普通のナイフより、オーラを纏い、手に、よく馴染む気がした。
A) っ、でも、これ、疲れんなぁ。。
Aが力を抜くとそのナイフもﾊﾟｯと姿を消す。
Aはまた目を閉じる。
A) (昨日はこのナイフを30本程出してたのか。)
…ﾌｯ キッツw
Aは微笑をうかべたまま、目を閉じた。
その後、僅か3日程でAのボロボロだった体の傷は綺麗に消え、キルア達に気味悪がられたのは言うまでもない。
キル) お前の体ぜってーおかしい！！
ゴン) すっごいボロボロだったのに…変なの…。。
A) お前たちに言われたくないな！！？
_3週間後
例のごとく、Aがヒソカの部屋で念の修行をしていると、部屋内に電話の音が鳴り響いた。
電話に近いAが受話器を取る。
A) もしもし、誰？
相手はAが出たことに驚いたのか、一瞬黙ってから声を出した。
"…A？もしもし、俺！ゴン！"
A) お、ゴンか！なんだどうした、俺に用なら電話番号間違ってるぞー！？
Aの言葉にヒソカがﾋﾟｸﾘと反応する。
"…いや、実はヒソカに用事があって。"
A) ？ …あ、そーかそーか。了解、代わるな！
Aはゴンの用事を察してヒソカに受話器を渡す。
ヒソ) …やぁ、待ってたよ、ゴン♡
ボクといつ戦うか決めたかい？
"…ああ。7月10日に戦闘日を指定するから、天空闘技場で戦ろう！"
ヒソ) …オーケイ♦楽しみにしているよ❤
ヒソカは不敵に笑って受話器を置いた。
A) …ヒソカ、楽しそうだな！
ヒソ) …あぁ♠とっても楽しみだよ♡
_7月10日当日
Aとキルアはヒソカとゴンの試合観戦に来ていた。観客席は人でごった返し、今までにない程の熱気に包まれていた。
...なるほど、確かに。。→←(そりゃ毛細血管位切れるか。)
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作者名：シロ | 作成日時：2020年1月16日 11時
