彼は神の子 悪魔の子 5章

そこで、念を教えて貰った！ ページ30

ゴン) ズシはバトルオリンピアで優勝したいのかな？

キル) 多分、そうなんじゃねーの？

A) いいな！！俺もバトルオリンピアで戦ってみたい！

キル) じゃあ、お前は最上階目指すの？

A) んー、そんな長い間ここにいる訳にも行かないしなぁ…。まぁ、また今度だな！

ゴン) 俺も、とりあえずヒソカと戦えればそれでいいやー。

キル) じゃ、ゴンはここで一勝しなきゃな。
…でも、すぐは参加しないだろ？

A) ううん、やる！
やって見なきゃ今までの相手とどれだけ違うのか分からないしね。

A) 確かにな！

受付) じゃ、こちらの申込用紙にもお書き下さい！(怒)

受付は最上階に全く興味を持たない3人にイライラしていた。
ゴンが受付に紙をもらっている間、キルアとAは後ろを向く。
そこには、先程放っておいた3人の男がキルア達の真後ろまで迫っていた。

A) なんだお前ら。
キル) …なんか用？

男) いいや、俺達も申し込みをしたいから並んでるだけさ。

そう言いながらもその男は、ゴンの申込用紙をじっと覗き見ているように見えた。

A) なるほどな！ゴンと戦いたいのか、お前ら！

Aがそう勘づいて口にすると、ゴンが1度後ろを振り向き、申込用紙の日付にチェックをして受付に提出した。

ゴン) オレ、いつでもOKです！

キル) だってさ。

ゴン達が受付の前を男たちに譲る。

男) 元気がいいボウヤだな。

そう言いながら、3人の男達もそれぞれ申込用紙に記入をした。

受付) それではゴン様は2207号室、キルア様は2223号室、A様は2143号室でお休みください。
戦闘日は決定次第お知らせ致します。

そう言って、部屋の鍵を渡されたA達はひとまずゴンの部屋に向かった。
_
キル) アイツらが洗礼を受けた連中なんだろうな。

A) 恐らくな！何も知らずに200階に来てたら俺達もああなってたのかもしれない！！

ゴン) 2207…ここだ！
ｶﾞﾁｬ

ゴンが自分の部屋のドアを開けて中に入る。

ゴン) うわぁー、広いねー！

A) ほんとにな！ベッドもふかふかなんだぜ！！

キル) お前、なんで知ってんの？

A) あー、さっき、ヒソカの部屋に入ってな。そこで、念を教えて貰った！

ゴン) そっか。
キル) ふーん。

少し不機嫌そうになりかけたキルアが、部屋のテレビを見て反応する。

キル) おい、ゴン！

"戦闘日決定！！225階闘技場にて3月11日午後3時スタート！！"

画面にそう表示されていた。

あれは死ぬほど苦しい！！→←ズシの目的もな！

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