分からない! ページ20
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チュンチュン
A) …ん。朝か。!!ガバッ!
朝だな!ここはどこだ?
…見覚えがあるな。ここは確k((イル) 君が住む家だよ。
!!!?
ズザザッ
ゴンッ!
A) いだっ!!
Aは何故か自分のすぐ隣に寝ていたイルミに驚き反射的に距離を取った際にベッドから落ち、頭を打った。
A) 何で!ここにいるんだ?!
Aは打った頭を摩りながら上体を起こし、イルミを睨みつけながらそう問いかけた。
イルミはそんなAを不思議そうに見つめ、そして答えた。
イル) だって、ここ、俺の部屋だし。
それに、お前はもう俺の嫁になったじゃん。
A) ……はぁ???!!!
Aはその朝一番の大きな声を屋敷内全体に響かせた。
イル) うるさい。
A) ちょ、ちょっと待て!なぜそんな話に?
そもそも、俺は了承していなi((イル) したよ?
いちいち被せるなっ、、って、え?今、なんて?
イル) だから、Aは俺のものになりたいって言ってたよ?
イルミはそう言ってまだ寝起きで固まっている体をグイッと伸ばした。
A) う、嘘だ!大体証拠はあるのか?!
Aは酷く動揺していた。
イル) うん。音声録音してあるけど、聞く?
Aは全く動じないイルミの様子に真実味を感じ、思わずゴクリと唾を飲んだ。
そして、1度深呼吸してから
スゥ
A) 俺は絶対にそんな事言っていない!!!!
そう叫ぶと勢いよく立ちあがりイルミの部屋から駆け出していった。
現実を受け入れられないAは、ひたすら続く長い廊下を、出口をめざして走り続けた。
A) …なんなんだ、この家は!ずっと廊下か!
Aは思ったことをつい叫んでしまう癖があった。
すると、騒がしい声につられたのかAの前に老人が現れた。
?) ん、お前さんはイルミの…
A) 人違いだ!
すかさずAは老人の言葉を否定する。
どうやら、この老人も一家の一員らしい。
?) …そうか。ではお前さんは何者だ?
A) 俺はAだ。ここに、山登りに来たところをイルミとシルバに拉致された。
?) 山登りて。お前さん、ここは私有地だぞ。勝手に踏み入れてはならんのだ。
A) 知らなかった!それは、申し訳ないと思っている!…そこを、通してくれないか?
?) …ふむ。
老人は急いでいるような様子の少年を見やり、ふと疑問をぶつけた。
?) 通してもいいが…。お前さん、道わかんのか?
A) …それが、全くわからない!
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作者名:シロ | 作成日時:2019年11月3日 22時