トイレじゃん？ ページ42
イルミの表情が少し揺らいだ。
それもそのはず、前回あった時はイルミに対してだけは警戒心を持っていたAが急に大人しく自分の元に戻ってきたのだ。
自分に会うために。
A) そりゃ、会いたかったぞ！
何だかんだ1番世話になったしな！
イル) それで、わざわざ戻ってきてくれたんだ。
…結構久しぶりだよね。俺の部屋行って話さない？
A) いいぞ！
この時、Aは図らずも当初のイルミを足止めするという目的を果たしたのだ。
＿＿＿＿
A) それで、そこでヒソカが…
Aは本当に楽しそうに今までの思い出をイルミに話している。
イルミも大人しく、Aの話が終わるのを聞いていた。
A) で、ヒソカは森に住むようにn((イル) は？
え。…何だ？どうした？
Aは今まで黙って聞いていたイルミが急に反応を示したのに驚いた。
イル) …いや、何でもない。続けて？
A) あ、ああ。
Aは不思議そうにイルミを見たが、答えてくれないと判断して話を続けた。
A) で、クロロの家にお邪魔するようになっt((イル) え？今も？
A) あ、え、うん。
イルミがまた急に反応したのでAは驚きながらそう答えた。
A) イルミ、もしかしてだけど、クロロたちのこと知ってるのか？
イルミは少し間を置いて
イル) さぁ？
A) さぁ？って何だよ！教え
ﾌﾞﾌﾞ
A) ！！
その時、Aのポケットの中が震えた。
それは、キルアが貸してくれていた携帯電話だった。
[無事脱出完了☆
A、今どこにいる？
街で待ってっからな！]
A) …ああ！！！
Aはすっかり忘れていた自分の任務を思い出して一瞬焦った。が、しかし、目の前を見れば足止めする目的は今ここにいる。
A) (何だ、俺知らないうちに目的達成してたのか)
安堵したAを見て、イルミはメールを不審に思い
イル) 誰？もしかして、ヒソカ…？
不機嫌そうに聞いてくるイルミの顔を見てAは可笑しそうに笑った。
A) いやいや、あいつとはまだメールしたことないぞ！これは、キルa、じゃなくてキルリンガルっていうその、隣の家のおじさんだ…
Aは分かりやすく目を逸らした
イル) へぇ。A、キルとは連絡取り合ってたんだ。
A) ｷﾞｸｯ き、キルア？まぁ、その確かに取り合ってるが、今のはキルリンガルさんd
イル) でも、おかしいな。キルアは今独房にいるはずなんだけど。
A) うぇ！？…と、トイレじゃん？
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 130人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：シロ | 作成日時：2019年11月3日 22時
