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ほらやっぱり、“貴方”という人は変わらない ページ25

「えっと…?」
広間に炬燵とテレビが届いたその日、皆魔物に取り憑かれたかのようにその魅力に陥落した。
目の前には炬燵に入りダラリと寛ぐ刀剣達。尚広間にたった一つの炬燵では皆が使えないだろうと各部屋に配置してあるので籠もりきりになっても問題はない、問題はないが締まりは無くなっていた←

長谷「これは…魔具だな…一度入れば二度と出れん。まぁこの時期は何をするにも冷え込む。暖を取れるのは有り難いがな」
蛍丸「もう出たくないよー、ご飯食べるのも寝るのもここがいいー」
長谷「行儀が悪いぞ」
「…」
長谷部がお父さんに見えた←
「私も入ろーっと」
誰も入ってない炬燵に潜り込む、首元まで布団を引き上げればポカポカして直ぐに眠気が襲ってくる。横になると本格的に寝そうになったがーー
鶴丸「久し振りだな、随分気を抜いてるみてぇだな?」
「っー?!」
唐突に隣に顔を出したのは鶴丸で、どうやら誰も居ないと思っていた炬燵の中には鶴丸が潜んでいたらしい。驚きに心臓が止まりかけて咄嗟に逃げようと炬燵から抜け出る体を
鶴丸「おいおい、折角入ったんだから温もっていけよ」
と腕を絡み付かせ、再び炬燵に引きずり込んだ
「…ノルマは…?」
鶴丸「三日月も俺もちゃんとこなしたぜ?まぁAからの恩赦だからなぁ?」
そう、彼等に閉じ込められていたことを知るものは少ない。けれど山姥切や一期は罪を明らかにし断罪すべきだと息巻いた。それを私がお願いして内々で処理する事にしたのだ。私からのお願いとはいえ何の罰もないのは許せなかったのか、条件にかなり過酷な労働ノルマを追加されていたためここ最近は出陣や遠征に掛かりきりの出ずっぱりになり姿を見なかったと言うわけなのだ
「ふん…またおかしな事したら追加するんだから!」
鶴丸「…へぇ、おかしな事って…?」
鶴丸の雰囲気が変わったことに目敏く気付いたAは、鶴丸の手を掴みあげ噛み付いた
鶴丸「っ?!」
「前噛みつかれたお返し、痛いでしょ?」
肩に噛まれた傷は小さいながらもまだ残っている
鶴丸「…は…この程度なんてことねぇよ」
毒気を抜かれたように息をつく鶴丸は呆れたように笑った
「そうやって何でもないことで笑ってるほうがいいのに、今の鶴丸のほうがずっと魅力的」
鶴丸「…馬鹿だな、三日月が言ってただろ?そう簡単に変われない、人がそうであるのと同じようにな。それに変わろうとも思ってない」
「…それが貴方だから?」
そう聞けば鶴丸は蕩けるような笑みを見せた

尻尾を踏んではいけない→←神聖化は押し付けである



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設定タグ:刀剣乱舞 , とうらぶ , ヤンデレ   
作品ジャンル:恋愛
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- 鶴丸さん寄りがいぃぃ (2020年11月27日 18時) (レス) id: ed2686deb5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:珀錏 | 作者ホームページ:http://twitter.com/hakua422402  
作成日時:2019年12月19日 1時

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