(刀剣乱舞)無職ですが、何か？4(え？モテ期のゲシュタルト崩壊？) (ページ26)

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尻尾を踏んではいけないページ26

抱きつく以上の事をするわけではないので鶴丸に好きにさせていると、それに気付いた長谷部が引き剥がし鶴丸を説教し始めた
「…皆テレビも興味津々に見てる、外の世界を知る事が出来るから教材にもいいよね」
やっぱり広間だけじゃなくて各派の部屋に設置してあげようと思った
「…そうだ、薬研に似合う伊達眼鏡買ってきたんだよね。度が入ってない眼鏡をもともと掛けたりしてるくらいだし好きなのかな？」
短刀達がいる部屋に薬研を探しに行くと今は薬剤室にいると乱が教えてくれた

薬剤室前につくと外から声をかける
「薬研、いる？？」
薬研「大将か？今手が離せねぇんだ、入ってきてくれるか？」
「解ったわ」
襖を開けて部屋に入ると真剣に薬を調剤する薬研がいて、やはり眼鏡をかけていた
「…」
マジマジと見ていると
薬研「…大将、何か用があったんじゃねぇのか？そんなに見られると照れちまうよ」
と困ったように笑われた
「あ、ごめんね。邪魔をしたかったわけじゃないの、ショッピングモールに買い物に行った時に薬研に似合いそうな伊達眼鏡があってお土産に買ってきたんだけど…受け取ってくれる？」
薬研「俺っちにお土産…？そりゃあくれるってんなら喜んで受け取るがいいのか？」
「勿論！」
そう言いながら眼鏡を渡せば掛け変えてくれた、薄紫の縁に首から掛けれるように細いチェーンがレンズ端から垂れる涼やかな伊達眼鏡だ、コスプレ衣装のアクセサリーとして売られていた物だがこれ単体で使っても良いだろうと買ってきた
薬研「悪くねぇ、外しても掛けておけるのもいいな」
「薬研はどうして目も悪くないのに眼鏡をしてるの？やっぱりアクセサリーとして？」
薬研「あ…いや…それは…」
言いにくそうに口籠る、もしかして聞いてはいけない理由があるのかもしれないと止めようとした時だった
薬研「眼鏡をしてたら…知的で大人っぽく見えるって…乱が言ってたんだよ…」
モゴモゴという言葉は意外とはっきり聞こえた
「…薬研…か、可愛いー！」
あんまりにもいじらしくて抱きついた
「そんなこと気にしてたなんて、もう可愛すぎる！」
うりうりと頬を突いたりして、こん限り可愛いと言うが薬研から反応はない。可笑しいなと顔を見れば
薬研「…だから…俺は男だから可愛いなんて言われても嬉しくないし、前に子供扱いしないでくれって言ったよな？」
それはそれは黒い笑顔の薬研が
薬研「まぁいいぜ？可愛がってくれるなら、俺っちも応えないとな？」
薬剤室に悲鳴が響いた←