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それは何て純粋な ページ17

「…えっと…」
お菓子とお茶を用意して漸く落ち着けると座るAの近くに薬研も座る。それを見たタイミングでAは手招きした
薬研「?」
「膝枕とかは嫌?」
薬研「…い、嫌じゃねぇ…」
おずおずとAの膝に頭を乗せると優しく撫でてもらえた
「ふふ…薬研は何時も弟達のことを優先しがちだって乱君が話してたけどたまには自分の為に息抜きしないと駄目だよ」
薬研「…俺っちが、それを苦手なこと…知ってるだろ…?」
「そうだね、でも皆も薬研が無理してる姿は見たくないしやっぱり笑っててほしいから」
薬研「…なら、大将が定期的に甘やかしてくれよ」
起き上がるとジッと見つめる
「あ…甘やかすって…こんなふうに?それなら別に良いけどーー」
薬研「大将…俺っちは…」
「あ!お茶冷めちゃった?作り直さなきゃーー」
慌てたように話を逸らそうと立ち上がるAの手を掴み引っ張るとバランスを崩し前に倒れてきた、薬研が下で受け止めるようにすればまるでAから薬研を押し倒したような格好だった
「や、薬研っ!ごめん、重かったよね?!///」
顔を真っ赤にして謝り、すぐに引こうとするAの体を、首に腕をまわし抱き竦める
薬研「…逃さない、まだ話の途中だろ?…俺っちは…いや、俺はAが好きだ。前も告げたのに忘れた様に振る舞わないでくれよ…。俺だって男で何時もAに触れたいって思う、そう思う理由だって不純なものが多いさ」
「ふ、不純…?///」
薬研「…知りたいか?例えばこうやってーー」
首に回した腕をAの体と頭に移行して思い切り横に押す、勿論怪我をしないように配慮しながらだがいきなりのことに気を抜いていた体は簡単に床に転がりそのまま上に飛びかかる様に馬乗れば立場は逆転した。混乱するAに上からのしかかる様に抱きつくと耳の側で
薬研「…ほら、すぐにこうやって…ついつい襲いたくなっちまうだろ?」
「っ!///」
薬研「折角甘えてもいいって言ってくれたんだ…それじゃあ遠慮はいらないな?」
そう言うとその体制のままAの顔に手を添えて沢山のキスの雨を降らせた
「…ゃ、やげ…ん……///」
涙目でそんなふうに呼ばれたらキスだけでは我慢できなくなりそうだったが何とか気合で耐えた
薬研「今日はここまでにしとく、けどな…いい加減餓鬼扱いで逃げるなよ?」
そういうとAの上から退き部屋を出ていった。部屋に残ったのは顔の真っ赤なAと気付かない内に贈られ付けられた紫の石のブレスレットだった

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設定タグ:刀剣乱舞 , とうらぶ , ヤンデレ   
作品ジャンル:恋愛
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- 鶴丸さん寄りがいぃぃ (2020年11月27日 18時) (レス) id: ed2686deb5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:珀錏 | 作者ホームページ:http://twitter.com/hakua422402  
作成日時:2019年12月19日 1時

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