(刀剣乱舞)無職ですが、何か？(ブラック本丸だろうが、働く気はありません)

貴女を呼ぶ声は ページ20

それから十日ほど過ぎた頃か…山に来訪者が訪れ始めたのは…

「…ん？」
至るところに設置しておいた監視カメラを見ながら、ある映像に目を見開いた

それはーー

山姥「おい！此処にいるなら出てきてくれないか！」
五虎「妖精さん！会いたいです！」
秋田「お願いします、出てきてください！」
そう声を張り上げる刀剣達で
そこには彼等だけじゃなく
加州「本当に此処にいるの？」
大和「居住する場所なんかないのに？」
なんて話す二人や
一期「…っ」
薬研「一兄…様子を見てみようや…」
と話す二人や
鶴丸「もう住処を変えたとか？」
鶯丸「俺達が奇襲したときにも既にもぬけの殻だったしな、ない話ではないだろう？」
なんて話す二人

…人多すぎな←

「…何してるんだろ、てか私の扱いが本当に妖精さんみたいな感じな←」
まだ出ていく気にはなれず見ていると

山姥「…やはり写しの俺には会いたくないか…」
とか
五虎「グスッ…やはり大人数だからですかね…っ」
とか
何だかジメジメしはじめて

「…」
見るに見かねて

「こんな大所帯で何のようかしら？妖精さんは多くの人の目に晒されたくないんだけど…あ、神様の目だった←」
声だけで対応してみる

山姥「っ！お、俺は…あんたに会いたくて…っ」
加州「え、まさか告白？！」
山姥「っ！///」
狼狽える

「え、誰が誰に告白？」
一人置いてかれてる？←

五虎「妖精さん、僕…妖精さんに会いたくてっ」
秋田「お願いします…」
涙目で弱々しくも声をあげる

「…五虎ちゃん…秋田君…」

五虎「…妖精さんっ、頭を撫でてください…抱き締めてほしいですっ…」
秋田「五虎退…、泣いては…っ。グスッ…」
我慢していたけれど結局泣き出してしまった

「…っ、五虎ちゃん、秋田君泣かないで…私は此処にいるから…」
姿は消したままだけれど、五虎退と秋田をを抱き締めると

五虎「わぁ…妖精さん、嬉しいですっ、また会えましたっ」
秋田「っ…暖かいです…」
ニッコリと笑い、抱き締め返す二人に

「…うぅ…」
もう、仕方ないなと姿を表した

すると周りは騒然とする

「いや、今さらかよ←」
五虎「妖精さん、戻ってきてくれたんですね！」
秋田「あぁ、まだ此処にいてくれて良かったですっ」
「そ、そんな純粋な目で見ないでっ…」
山姥「右手…動くんだな、良かった…っ」
心から安堵したように笑んだ
「心配してくれて有難う」
笑いかけると
山姥「っ…///」
真っ赤に照れて顔を隠した

そんな賑やかな中…問題は残っていてーー

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