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そうしてトントンがもやもやを抱えたまま辿り着いた動物小屋に、探していたひとらんは居た。
世話がひと段落したのか、使っていたであろう道具を片付けている。
「ひとらん、ちょっとええか」
声を掛けるとすぐに振り向いて、次いで隣に立つAに目を向けると、訝しげに目を細めた。
「トントン、その子どうしたの」
「これには深い事情があってやな…」
本日三度目の説明を始める。
ひとらんはコネシマと違って、真剣に話を聞いて揶揄いもしないかった。
こうも違いが出てくるのかと遠い目をしていると、よっこいしょとひとらんが立ち上がる。
それにつられてトントンとAも立ち上がった。
「そういうことなら、刀の手入れ道具貸すよ。
今後も必要なら予備で買ってあったやつあげるし」
「ほんまか！助かるわ」
「でも、見せてもらった感じしっかりと焼けちゃってて、手入れではどうしようもないと思うけどなぁ」
「せやねん。でもAは俺が手入れしたら直るの一点張りで…」
「大丈夫ですよ、ご主人！」
「まぁ、A本人が言うんなら大丈夫なんじゃない？」
再びひとらんの自室へ向かいながら、ひとらんはAの頭をぐりぐりと撫で回した。
Aはされるがままに撫でられており、嫌がりもしない。
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ハコ(プロフ) - 弥生夏さん» コメントありがとうございます。こういったタイプの主人公くんを動かすのは初めてなので、とても嬉しいです。ゆっくり更新になりますが、気長にお待ちいただけると幸いです。 (2020年6月28日 0時) (
レス) id: ad61983e44 (このIDを非表示/違反報告)
弥生夏(プロフ) - かっわいい！高評価あと50回くらい押したい！更新頑張ってください！応援してます！ (2020年6月26日 7時) (レス) id: 2f1398aac7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハコ | 作成日時：2020年6月20日 0時
