フィッシャーズと恋愛してみませんか？

ＶＳザカオ ページ45

本当は次はダーマだったんだけど、最後がいいって言われて次は俺になったんだけど・・・。
壁ドンってどうしたらいいの？ねぇ？分からないんだけど・・・。
でも、二人きりになれるからいっか・・・。
諦めて、扉を開けて中に入る。

「あれっ？次はザカオくんなの？？いつもの順番ならダーマかと思ったんだけど・・・」

ザ「次は？？・・・ダーマの方が良かった？？」

何かちょっと悲しくなって、俯いてしまった。
そしたら、Aちゃんが慌てて駆け寄ってきて、ぎゅーって力いっぱい抱きしめてくれた。

「ごめんね？変な言い方して。ザカオくんと2人きりとか久しぶりだから、嬉しいよ？だって、今日、会えるって聞いて楽しみにしてた///」

ザ「本当に？？・・・俺も会いたかった///」

2人して、少し照れ笑いしなながら見つめあった。
これは、今するべきなのかな？
でも早すぎるよね・・・///どうしたらいいの？？
俺が軽くパニックになっていると・・・

「ザカオくんは無理してしなくてもいいよ？壁ドン。
あのね・・・私、今日のドッキリ知ってるの。ザカオくんはね、そういうの苦手でしょ？だから・・・」

ドンッ！！！

ザ「俺だって男だよ？好きな子の前では特にね？」

「ザカオくん・・・///」

ザ「ねぇ、その顔・・・俺だけに見せてよ・・・。Aちゃん・・・好き。」

「私も・・・ザカオくん・・・好きだよ？だからね・・・」

そう言うと、彼女は俺の首に手を回してきた。
そして耳元で囁く。

「もっと、男らしいザカオくん見てみたいな？」

ヤバい・・・。
俺も男だからそれなりの欲求はあるわけで。
こんな風に言われたら・・・我慢とか出来るわけないし！

ザ「待っては聞かないから。・・・ちゅっ・・・」

「んっ・・・あっ・・・」

Aちゃんのこんな声、初めて聞いた・・・。
可愛いすぎて・・・止まんない。
彼女の腰に手を回して、俺の方に引き寄せ更に深く口付ける。

ザ「んっ・・・Aちゃんっ・・・」

「ザカオくん・・・んっ・・・すきっ・・・」

ザ「んっ・俺も・・・」

終了の電話が鳴るまで、俺はずっとキスしていた。
きっと、みんな同じ事をしてるんだって思ったらやっぱり嫉妬心が出てきた。
彼女は誰も選ばないって分かってるけど、やっぱり俺だけを見てほしいって思ってしまう。

「俺だけを好きなら良かったのに・・・」

彼女には聞こえない声で言ったはずだったけど、部屋を出る前に見た彼女の顔は少しだけ悲しそうに見えた。

ＶＳダーマ→←ＶＳぺけたん

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す