第71話 ページ23
崎谷「お礼?」
征「あぁ。先日、ファスナーが噛んだ際、徹夜で直してくれていたみたいだから、何かしてやろうと思ってね。」
熱もすっかり下がった日のこと、
彼は、Aに何をしてあげたら良いか使用人に相談していた。
崎谷「………そうですね…マッサージは…どうでしょうか?」
崎谷「部活動でお疲れかと思いますし」
征「なるほど。良い案だ。ありがとう。」
Aの部屋に勝手に入った征十郎は、
素晴らしいスピードで準備を終えた。
A「………………何を…しているんだ。」
征「ここへ寝ろ。」
A「………なんだ…やめてくれ。」
何もしていないのに拒絶をくらう征十郎。
征「マッサージをしてやる。」
A「余命宣告でもされたのか!?嫌だ…死なないでくれ…!」
寝れないから と、小声で付け足してから、
彼女は心配気に征十郎を見つめた。
征「…………早く服を脱げ。」
肩をトントン ぐらいで済ませるのかと思えば、
超本格的に挑む征十郎。
征「上は全て脱げ。下はスカートを脱ぐだけで良い。」
A「却下。」
征「逆らうな。」
力強くで脱がせにかかる征十郎は、喚くAを押さえ込みながら、パンツだけの姿に仕上げた。
A「いやぁぁぁあ」
彼女はうつ伏せになって胸を隠した。
征「気持ち良くしてやるから安心しろ。」
A「不安だらけだ…!」
Aのお尻の上に跨がる征十郎は、クッション性に優れているな と馬鹿にして言った。
A「一言多い……」
何気に心が傷ついているA。
そんなこととは知らず、綺麗な背中にローションを垂らす征十郎。
A「ひゃあっ…」
征「煩いぞ。」
全体に伸ばしてから、至って真剣に揉みほぐし始めた。
征「どうだ?」
A「気持ちぃ……もっとして」
それらしきセリフにしか聞こえなかった征十郎は、心の中で自分を叱った。
537人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「黒子のバスケ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
シア - はきらさん、貴方はどうやったらそんな面白い文章が書けるんですか? (2015年8月27日 23時) (レス) id: 7562b21910 (このIDを非表示/違反報告)
琉執@苺〆(プロフ) - はきらさん» こちらこそお返事ありがとうございます!!それに遅くなってしまってすいません!! (2015年4月2日 19時) (レス) id: dff395969f (このIDを非表示/違反報告)
はきら(プロフ) - 琉執@苺〆さん» ありがとうございます(泣)嬉しいですm(__)m (2015年4月2日 12時) (レス) id: d8c38e0ae0 (このIDを非表示/違反報告)
琉執@苺〆(プロフ) - もう1から見たんですけど征君と夢主様のコンビが面白くて爆笑しすぎて寝れません(大笑)このような面白い小説を作っていただきありがとうございます!! (2015年4月2日 8時) (レス) id: dff395969f (このIDを非表示/違反報告)
はきら(プロフ) - にゃんころさん» ありがとうございます!!m(__)m (2015年3月20日 21時) (レス) id: d8c38e0ae0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:はきら | 作成日時:2015年2月15日 21時