第百四十六話 ページ7
……えー
拝啓赤井秀一様…
金曜日は金曜日でも、不幸の金曜日だったようです(遠目)
13日でもないのに不幸を呼び寄せるとか…私って一体何者?ｱｯ高校生でした。
「何よそのヘンな顔。悩み事でもあるの?」
『原因は私の目の前にあるんです…ｯ』
「そ、それは災難ね」
いや貴女絶対自覚してないでしょう
こんな麗しの美女に出会えたこと自体はとっても嬉しいんだけども……人生ってやっぱり難しいな。
「その様子だと行き倒れとかはしてないみたいね。一安心だわ」
ん?
行き倒れって…なんのお話
『あの、ちょっとお話についていけないんですけど』
私がそう言うと、ベルモットさんはおもむろに髪をかきあげながら口を開いた。
なんとなく話が長くなりそうな気がしたので私は近くのベンチに座り直すことにした。
「昨日、ジンが想定よりも早く帰ってきたからヘンだと思って聞いてみたのよ。そしたら…」
ーーーー
「Heyジン、思ったより早かったわね。Kittyはちゃんとお家に辿り着いた?」
「…面倒になったから適当に杯戸中央病院で降ろした。家に帰ったかなんざ知らねぇ」←
「………は?」
ーーーー
「…ってワケで、路頭に迷ってないか心配になったから一応探しに来たのよ」
『それはご心配おかけしました。携帯持ってたから連絡してなんとかなりました!』
「それはよかったわ」
ベルモットさんは素晴らしく美しい笑顔を振りまいて私の頭をそっと撫でてくる。私は猫か…?
それにしても女優帽に隠れていて、サングラス越しでも伝わるこのスマイルの破壊力!!なんて美貌なの!?
あー、至福の時や…このまま夢の世界に飛び立ちたい……
「ところでA。さっきまで仲良く話していた男、見覚えがあるんだけど…」
＼(^o^)／
やああっぱりねーｯ!薄々そんな予感はしてたけど聞かれちゃったね!!さぁてどうやって誤魔化すのが一番かしら!?
「まさかとは思うけど彼氏じゃないでしょうね…!?」
『(おっと予想外の展開)』
な ぜ そ う な る
ベルモットさん、貴女は私の保護者ですか!?そんな大真面目な顔で詰め寄ろうとしないで!!逆に笑えてくるからｯ!!
『…違･い･ま･す･よ!!単なる知り合いで、たまたま会っただけです!』
「……ならいいの。貴女にはなるべく平和な道を歩んで欲しいから…」
彼女は安堵のため息をつき、優しい声でそう言った。
…ベルモットさん……ｯ!
ごめんなさいそれは多分不可能です(真顔)。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1471人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
さくら(プロフ) - 輝さん» うわあ！！！！！うれしい！！！すごい嬉しいです！！！！！！！！！！そうですねえ主人公の夢主が現代軸なのでウイスキートリオとかの過去軸かけたらたのしいですね！うわああ掛け持ちしたくなっちゃうぜウヘヘヘ (2018年5月18日 21時) (
レス) id: f18f805e19 (このIDを非表示/違反報告)
輝(プロフ) - さくらさん» 後藤の普段はアホっぽい(褒め言葉)のにたまにふと見せる闇的なの凄いツボです！今度、出来たら後藤を夢主にしたものとか見てみたいです切実に((ｷﾘｯ (2018年5月18日 21時) (レス) id: 7ffc6db072 (このIDを非表示/違反報告)
輝(プロフ) - さくらさん» え、前にも言われた事あったんですね！（笑）はい、もちろん。私、前後ペア好きです！面白いし（笑） (2018年5月18日 21時) (レス) id: 7ffc6db072 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - 輝さん» 前にも言われたことありますね。あっちの藤四郎兄弟も好きですがこっちの前後ペアもヨロシクです！！！ (2018年5月18日 20時) (レス) id: f18f805e19 (このIDを非表示/違反報告)
輝(プロフ) - 前田と後藤…やべぇ、刀剣乱舞しか思い出せないw (2018年5月18日 19時) (レス) id: 7ffc6db072 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：さくら
| 作成日時：2017年3月26日 18時
