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第百八十話 ページ42

『でも残念です。
万が一に備えてとっておきの切り札持ってきたのに、使う意味なくなっちゃった』

「ほぉ、何をするつもりだった……フライパンで殴り込むとかか?」


グラスに入っていたバーボンを飲み干した赤井は、二杯目を注ごうとボトルに手を伸ばす。


『そんな物騒なのじゃありませんって!
でも――』


そう言いながらどこからともなく取り出した物を見て、赤井は息を呑む。


「!」


手にしていたのは拳銃だった。

思わずAの顔を見る。先程とは打って変わった大人びた目……まるで人格が入れ替わったようだ。


『……』


それを知ってか知らずか、Aは赤井の方を真っ直ぐ向いて拳銃を向ける。


『貴方……
本当に、赤井秀一さんですか』


赤井が閉じていた目を開く。


『私には秀さんソックリの声で、秀さんの演技している沖矢昴さんのようにも見れますが』

「……なかなかの想像力だな」

『疑わしきは何とやらですから』


沖矢昴の様なニッコリとした笑みで、どこぞの銀髪の男が言っていたような台詞を口走る。

そこで赤井も一つの可能性を見出す。
実はAは攫われている間に洗脳されて、組織から探り屋として送り込まれてるのでは?と。


「A……?」

『……ま、念には念を入れとかないと』


Aは妖しい笑みのまま
引き金に指をかけ、

―――引いた。


(パァン)

第百八十一話→←第百七十九話:成程つまりどういう事!?



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設定タグ:名探偵コナン , ギャグ , 赤井秀一   
作品ジャンル:ギャグ
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さくら(プロフ) - 輝さん» うわあ!!!!!うれしい!!!すごい嬉しいです!!!!!!!!!!そうですねえ主人公の夢主が現代軸なのでウイスキートリオとかの過去軸かけたらたのしいですね!うわああ掛け持ちしたくなっちゃうぜウヘヘヘ (2018年5月18日 21時) (レス) id: f18f805e19 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - さくらさん» 後藤の普段はアホっぽい(褒め言葉)のにたまにふと見せる闇的なの凄いツボです!今度、出来たら後藤を夢主にしたものとか見てみたいです切実に((キリッ (2018年5月18日 21時) (レス) id: 7ffc6db072 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - さくらさん» え、前にも言われた事あったんですね!(笑)はい、もちろん。私、前後ペア好きです!面白いし(笑) (2018年5月18日 21時) (レス) id: 7ffc6db072 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - 輝さん» 前にも言われたことありますね。あっちの藤四郎兄弟も好きですがこっちの前後ペアもヨロシクです!!! (2018年5月18日 20時) (レス) id: f18f805e19 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 前田と後藤…やべぇ、刀剣乱舞しか思い出せないw (2018年5月18日 19時) (レス) id: 7ffc6db072 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:さくら | 作成日時:2017年3月26日 18時

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