【名探偵コナン】同居人が変装してたとか聞いてない【ギャグ/赤井秀一】

第百七十話:盗聴器発見 ページ32

『た〜だいま、っと!』


学校帰りに夕飯の買い物をして帰宅。

お昼過ぎに突如現れ消えていったコナン君からは特に何の連絡もない。買い物してる時にふと思い出して、“あの話、結局どうなったの?”とメールを送ったのにも関わらずよ。

でもアイツの場合、まだ返信が無いというのは
･普通に忘れてた
･事件捜査なう←
この二択なんだよなぁ(遠い目)


『……うん、万が一の場合だけど関わりたくないから後で聞こうそうしよう』


買い物袋を揺らしながらキッチンに向かう。
大抵この時間ならエプロン姿の昴さんがいるんだけども。


『……いない』


あれれ、昴さんお出かけ中だった?
……って事は秀さんが来てるのかも!

早速パタパタと屋敷中の部屋を駆け回ったがニット帽も昴さんもいない。秀さん、ここまで音沙汰ないともうすぐ顔忘れそう……な気はしないな!!なんせあんな特徴的な眼してるし。


『あ、昴さん部屋にいるのかも』


という訳で彼の部屋の前。
入るのは別に初めてじゃないけど、何故か昴さんあんまり入らせてくれない。まあ普通か。

ノックで反応が無かったのでドアを開けて足を踏み入れたけど、やっぱりいない。どっか出かけてんのかな?……あﾞｯ、これで夕飯の買い出し行ってたらどうしようヤバいぞ!?食材余る!!


『んｯｯ!?』


すぐさま昴さんと連絡を取ろうと部屋を出ようとした瞬間、視界の端にあからさまに怪しいものが。怪しいのはもうあの顔とチョーカーで十分なのに……よくもまあネタが尽きないもんだな!←

机の上に置いてあるトランシーバーの様な機械。メチャ★怪しい以外の何物でもない。


『この形状の機械に、イヤホン……って事は、』


伊達に死神達と幾度も事件に遭遇してる訳じゃないからねｯ!それどころか死神もよく常套手段として使用してるからしょっちゅう話に出て来るんですよね(白目)

皆様おわかりいただけただろうか?
そうそれは、


『盗聴器だあぁぁ!!!ｷﾞｬｧｧｧ怖いよ助けてえええぇｯ!!』←


いや待ったまだ昴さんが盗聴してるとは限らんから!!例えば、ええと空き巣か泥棒に仕掛けられていたのを偶然発見したのかもしれないし!?
ホラコンセントの内部に仕掛けられてたりするから……ってコレ受信機だから聞いてみれば分かるんじゃね!?


『よっしゃ、只のラジオ番組とかである事を願います!』


私は恐る恐るイヤホンを耳につけて耳を澄ました。

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