【名探偵コナン】同居人が変装してたとか聞いてない【ギャグ/赤井秀一】

第百四十二話 ページ3

「って、俺助けたせいで拉致されたの!?ごめんね!?」

『大丈夫です気にしないでください。もう慣れたんで』

「慣れの問題か!?」


数えきれないほど銃口向けられたけども、それなりに面白いこともあったので別に恨みは持ってない。だってこの人は任務でやってたんだししょうがない!私の不運さが悪い!!


『じゃあ再会も果たせたことですし、今日のところは帰りますね!』

「分かった。前田のトコに行けば会えると思うから」


おいこのFBI真顔で変なこと言ってるぞ
つまり気まぐれに寄っても今日みたいに手当てしてもらってる可能性が高いと!?ドジっ子補正!?


『そういえば今日の怪我は任務で?』

「いや?殺されそうになった時点で組織の前には出られないから、やってるのは雑務と情報交換くらい。この怪我は単純に転んだ上に不運が重なってこうなった」

『(転んだ…だと)』


何がどうなって転んだだけであんな傷が出来るの!?と十分不思議に思ったが、1番疑問に思ったのは爽やかさん本人がそれについて何にも思っていない事でした。運が悪い以前の問題だと思うのは私だけなんでしょうか(震え声)


「な、なんだ?そのヘンな顔…差し当たりコッソリ診てもらってる理由を聞きたいんだろうけど」

『そうじゃないけど聞きたいですね』


私が流れるように否定しながらそう言うと、彼は待ってましたとばかりに口を開いた。


「…大した理由じゃないんだけどな」

『もったいぶらずにはよ話してくださいこちとら文字数という名の壁が押し迫ってるんです』←

「分かったからメタネタはやめようぜ」


こうして話された話、大変長かったので頭に入ってこなくなった私はすかさず毎度のメモ帳を取り出して要約した。

･任務の時に人一倍怪我する
･任務以外の時にも怪我する
･一人で手当しにくい所まで怪我する
･治療費が馬鹿にならない
･そうだ知り合い(前田)に診てもらおう


『…それ治療費払いたくないだけですよね!?怪我するのは自分の責任でしょ!?ほぼ詐欺じゃないのかなFBIのクセに!!』

「FBIが日本の病院に覚えられるくらい顔だしてるのって結構ヤバイんだよ!?それに浮いた治療費はアイツ(前田)のメシ代に消えたから問題ない!!」

『問題ないのか!?』


えぇ大丈夫かな!?一歩間違えたら訴えられるような気がしないでもない!!まぁもしもの為にメモっておこうか!!((ｶﾞﾘｶﾞﾘ


『そうだ、今更だけどお名前は…名前言っちゃマズいなら爽やかさんのままでいいですけど』

「爽やかはイヤだ(ｷｯﾊﾟﾘ)!!…じゃあ…後藤でいいよ」


(フフ…前田と後藤って…)
(狙ってねーよ)

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