第百五十話 ページ11
『…江戸川サン』
「…んだよこの状況で」
現在私と死神は並んで正座をさせられている。目の前にはなんと、鬼のような形相をした愛しい哀ちゃんが!!怒ってても可愛いよウフ…なんて幸せなの(白目)
『…どうかこの状況の打開策を…ッ!』
「不可能だろ(キッパリ)」
おいおいおい何諦めてるんだよ??事件現場とかキッドの予告とかは意地でも諦めない癖に哀ちゃんの前に立ちはだかるのは無理なんだ!?恐妻家かお前は!!
「あら…こんな状況でお喋りとはいい度胸ね…?」
『そ、その腕組み仁王立ちも可愛いね哀ちゃn』
「黙ってなさい、動かないで」
『ハイ』
ああ、こんなシチュじゃなかったら久しぶりに天使に抱きつく事ができたのに…ッ一体誰を恨めばいいって言うんだよコノヤロー!!
頭の中に暴風が吹き荒れているのを他所に、哀ちゃんは大真面目に私を観察した後
「……ッ!!((バッ」
『グェッ!?』
ほぼタックルのようなハグをされた。
…待 っ て
あっそうだ深呼吸しよう
スゥー…ハァー……よし、
待 っ て ? ?
これは何かの奇跡か、はたまた唯の幻覚か?夢だったら覚めないで欲しいです。
だって、
哀ちゃんが!!私に!!自ら!!抱きついてるんだもん!!!恐らく初めての出来事なんじゃないでしょうか??めっちゃいい匂い、殺す気でございますか!?ここが天国かあああイエアアアアアアアア
「…何処にも、目立った怪我が無いみたいで、良かったわ……ッ」
『(死 ぬ)』
「(あっコイツ絶対灰原の話聞いてねぇな)」
………
『えぇ!?昴さんを疑ってたぁ!?それ本当!?』
「わ、悪かったとは思ってるわよ…」
『んー…その可能性はないと思うよ。心配してくれてたし!』
「………そう」
まさかの疑惑発覚!!見事Aの今月のニュースランキング1位にランク入りしました!!
哀ちゃんは私がいなくなってる間に随分とSUBARU恐怖症が進行していた模様…これは仲良くなるように努めないと。
『…で、どうして戻ってきたって分かったの?それに死神くんも引き連れてくるなんて』
「江戸川くん宛に昴さんからメールが来てたの。それを問いただしたってワケ」
『へぇー、流石探偵団のメンバー!観察眼が凄いね!』
でも…このメガネ君口は固そうで、そのくらいじゃ簡単に白状しなさそうだったのに…よほどの弱みでも握られてるんだろうか?
「(解毒薬の試作品を二度と渡さないって脅されたらそりゃ白状するだろ…!ま、流石に犯人が組織の奴らって事は隠したけどな)」
(ずっと正座させてたのは…頭を冷やせと?)
(ええ。自分の身を案じて欲しいと思って…江戸川君はついで)
1471人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
さくら(プロフ) - 輝さん» うわあ!!!!!うれしい!!!すごい嬉しいです!!!!!!!!!!そうですねえ主人公の夢主が現代軸なのでウイスキートリオとかの過去軸かけたらたのしいですね!うわああ掛け持ちしたくなっちゃうぜウヘヘヘ (2018年5月18日 21時) (レス) id: f18f805e19 (このIDを非表示/違反報告)
輝(プロフ) - さくらさん» 後藤の普段はアホっぽい(褒め言葉)のにたまにふと見せる闇的なの凄いツボです!今度、出来たら後藤を夢主にしたものとか見てみたいです切実に((キリッ (2018年5月18日 21時) (レス) id: 7ffc6db072 (このIDを非表示/違反報告)
輝(プロフ) - さくらさん» え、前にも言われた事あったんですね!(笑)はい、もちろん。私、前後ペア好きです!面白いし(笑) (2018年5月18日 21時) (レス) id: 7ffc6db072 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - 輝さん» 前にも言われたことありますね。あっちの藤四郎兄弟も好きですがこっちの前後ペアもヨロシクです!!! (2018年5月18日 20時) (レス) id: f18f805e19 (このIDを非表示/違反報告)
輝(プロフ) - 前田と後藤…やべぇ、刀剣乱舞しか思い出せないw (2018年5月18日 19時) (レス) id: 7ffc6db072 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:さくら | 作成日時:2017年3月26日 18時