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ページ29

伏黒「A、早く行かねぇと__」


『私はここに残る』






伏黒虎杖「「!!」」



その発言に2人はAの方へ目を向ける



だがAは冗談を言っているわけでも、

嘘を言ってるわけでもない



真剣な顔をしていた




伏黒「っお前まで何言ってんだ!!

虎杖の意志を無駄にする気か!!」





『違う』



伏黒「ならっ!」


虎杖「蝶狐!!頼むよ伏黒と一緒に、」





『私は殺されない』



Aの言葉に2人は動きを止める


それを見てまた彼女が口を開いた




『虎杖が両面宿儺に代わったとして

さっきの発言通りなら"私は殺されない"


そもそもここに虎杖1人残すのは賢明じゃない』




『せっかく偶数(4人)なんだし

殺されない人が残った方がいい


術式を使えない虎杖じゃ、特級相手に長持ちしない』




虎杖「でも!!」


伏黒「…っA」



伏黒はまだ諦めきれないのか

まだ手がAに向かって伸びている


Aは黙ってその手を取って

元の位置に戻した



顔は手元を見つめたまま




『早く行かないと野薔薇死ぬよ





行って恵』



『(苦渋の決断をさせることは分かってる


優しい恵にこの決断をさせる事が

本当に辛いことだという事はちゃんと分かってる



でも私は、


私には"そっちに行けない")』



伏黒はまた顔を歪めたが

釘崎を探しに2人に背を向けて走り去った






虎杖「蝶狐、」



『勘違いしないで、別に貴方の為じゃないから


私が、私の頭で、1番最善だと思う選択をした



ただそれだけだから』



虎杖「!ははっそっか!

うん、そっか…!」



虎杖より数歩前に立っていたA


その背中に虎杖が声をかけるが

それを遮ってAは言葉を紡いだ



それを聞いた虎杖は驚いた顔をしたが

どこか嬉しそうに、安心したように笑った

・→←第7話 呪胎戴天−弐−



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名無し85578号(プロフ) - 絵うますぎやろ、、、 (1月24日 12時) (レス) @page21 id: cb5a427560 (このIDを非表示/違反報告)
, - アユォさん» そう怒んなってw (9月25日 16時) (レス) id: 459d45f88e (このIDを非表示/違反報告)
アユォ - Rさん» 知 ら ん が な (8月25日 23時) (レス) @page1 id: 58566d1681 (このIDを非表示/違反報告)
- 棘、可愛すぎです!!好き (4月29日 3時) (レス) @page50 id: 6cd5e39845 (このIDを非表示/違反報告)
ミルク(プロフ) - Rさん» pixivならまだしも、、占ツクではよいのでは?? (2022年10月9日 18時) (レス) id: 19cd532bd7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:甘党組 | 作成日時:2020年11月3日 1時

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