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ページ25

伊地知「"帳"を下ろします




「___闇より出でて 闇より黒く

その穢れを 禊ぎ払え」」



伊地知が術を称えると

空がドロドロと黒く染っていく



虎杖「夜になってく!」


伏黒「"帳"、今回は住宅地が近いからな

外から俺達を隠す結界だ」



釘崎「無知め」


『仕方ないよ、

つい最近まで"普通の人"だったんだから』




伏黒「…」


伏黒はAの言葉にちらりと視線を寄越すが


彼女は真っ直ぐと前を向いていて

視線が絡まることは無かった




そして伏黒は影から白の玉犬を呼び出す



伏黒「呪いが近づいたらコイツが教えてくれる」


『私も"蝶廻"出す?』



伏黒「…いや、今回は玉犬だけでいい

出来るだけ呪力の消費は避けたい



行くぞ」


それに頷いて建物に入っていく



「「!!!」」


入ってから見えたのは異様な光景だった




虎杖「??どうなってんだ!?

2階建ての寮の中だよなココ!!」



釘崎「おおお落ち着け!メゾネットよ!!」


伏黒「…違ぇよ」



『……呪力の生得領域の展開』


伏黒「(こんな大きなものは初めて見た…!!)」


建物の中に更に建物が広がっていた




『!恵、』


伏黒「!扉が!!」


異変にいち早く気付いたAが

伏黒の制服の裾を引く


後ろを向けば入ってきたはずの入口が

跡形もなく消えていた



虎杖「ドアがなくなってる!!」


釘崎「なんで!?今ここから入ってきたわよね!?」


それで混乱した虎杖と釘崎が変な踊りを始めるが

Aは冷静に伏黒に問いかけた




『玉犬は?入口の匂い』



伏黒「あぁ、大丈夫そうだ


安心しろ、コイツが出入口の匂いを覚えてる」




「ワフッ」


ハッハッと息をしてしっぽを振る玉犬は

Aの足元にお座りしている


Aもその賢い式神を褒める為に頭を撫でた




虎杖「わしゃしゃしゃしゃしゃしゃ」


釘崎「グッボーイ!!ジャーキーよ!!

ありったけのジャーキーを持ってきてー!!」



『今度ジャーキーあげる』




伏黒「緊張感!!」


2人もわしゃわしゃと玉犬を撫でて褒めたたえた


あまりの緊張感の無さに伏黒が叫ぶが

それを気にせず虎杖は言う



虎杖「やっぱ頼りになるな伏黒は


お前のおかげで人が助かるし俺も助けられる」




伏黒「……進もう」

・→←第6話 呪胎戴天



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名無し85578号(プロフ) - 絵うますぎやろ、、、 (1月24日 12時) (レス) @page21 id: cb5a427560 (このIDを非表示/違反報告)
, - アユォさん» そう怒んなってw (9月25日 16時) (レス) id: 459d45f88e (このIDを非表示/違反報告)
アユォ - Rさん» 知 ら ん が な (8月25日 23時) (レス) @page1 id: 58566d1681 (このIDを非表示/違反報告)
- 棘、可愛すぎです!!好き (2023年4月29日 3時) (レス) @page50 id: 6cd5e39845 (このIDを非表示/違反報告)
ミルク(プロフ) - Rさん» pixivならまだしも、、占ツクではよいのでは?? (2022年10月9日 18時) (レス) id: 19cd532bd7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:甘党組 | 作成日時:2020年11月3日 1時

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