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Gray.149 ページ49

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ハーフタイム中、第二Qで開いてしまった点差を見てはまたため息を吐いた。


二十対三十四

二十が福田総合の点数だった。



「…十四点差、ってのは不味いよなァ」



ベンチに腰掛けてドリンクを飲んだり汗を拭いたりしながら体を休める。
誰にも聞こえない声で呟くとダイキを見た。

第二Q、何故こんなにも点差が開いたか。

ダイキや桐皇が何かしたかと聞かれればこれと言った事は"何もしていない"
ただ、ダイキが俺に一言言葉を言っただけ。

それが悪口だったとかじゃない。

なんて事ない言葉。


"A、スゲー期待した目で見てんじゃん"


その言葉で、今まで視界から消し去っていたAの視線。それから、観客の視線が目に入った。


俺に向けられる視線なんて嫌悪や憎悪、悪い意味のものばかりだった。

なのにどうだ、今俺に向けられてるのは


『期待』


こんなにも気持ちの良い視線はいつぶりだろう。
その視線の数と同じくらいの期待が




突然、プレッシャーとしてのしかかってきた。




それから俺は上手く動く事が出来なくなった。



丸腰で点を入れられたようなものだ。
この点差で済んだのは他のチームメイトが死に物狂いでゴールを守っていたからで。


俺は、…今はただ俺のためにバスケをやってる。
だから大勢の他人からの期待の答え方を忘れてしまったのだ。



「蜂蜜レモン、食べる?」


「あ?」



珍しくも真面目に考え事をしていた時に気の抜けるようなセリフと共に甘い匂いのする物を目の前に差し出してきたのはAで

どうやら作ってきたらしいそれは蜂蜜レモンだった。
周りを見ると皆も食べていた。

試合に出てねェ監督まで食ってる始末だ。


今十四点差だぞ、なんで呑気なんだコイツら。



「あ、あれ、いらない?結構美味しいって好評だったんだけどな…」



そう言って挙句にはAまで食い始めた。


正直気が抜けた。


気が抜けたら腹が減った。




「あ」


「え?」


「あー」


「…!」



口を開けると最初は理解してなかったAが直ぐに意味を理解して少しだけ戸惑った表情をしていた。

手元のタッパと開かれた俺の口を交互に見ながら悩み、そして恐る恐ると蜂蜜レモンをひとつ手に取る。


あ、食わしてくれんだ。意外。



蜂蜜で照っているレモンの甘い匂い。

それが近付き、口に入れられると、



そのまま彼女の指ごと口に入れた。

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ゴキブリと化した灰崎 - ミリイ(灰崎信者)さん» てめぇも灰崎も◯ね、カッコよくねぇわあんな奴。キセキバカにすんなよ。クソバカ (2020年4月1日 21時) (レス) id: 5f9510aad2 (このIDを非表示/違反報告)
ゴキブリと化した灰崎 - こんな奴が叩かれないのが私は本当にムカつく (2020年4月1日 21時) (レス) id: 5f9510aad2 (このIDを非表示/違反報告)
ゴキブリと化した灰崎 - ミリイ(灰崎信者)さん» 何がリク主の特権だよ!!作者はテメェの道具じゃねぇんだよ!!テメェにリクする資格とかねぇわそんなに見たけりゃ自分で書けば?マリイミリイキモい◯ねウザい自分の意見を押し通すな。迷惑考えろ!二度とリクすんな!占ツクやめろ、ネットやめろ (2020年4月1日 21時) (レス) id: 5f9510aad2 (このIDを非表示/違反報告)
ゴキブリと化した灰崎 - ミリイ(灰崎信者)さん» キャラに様つける奴キモいし、ウザい。氏ね (2020年4月1日 21時) (レス) id: 5f9510aad2 (このIDを非表示/違反報告)
ゴキブリと化した灰崎 - ミリイ(灰崎信者)さん» 吐き気するなら見るなよwwwバカ発言多くて草 (2020年4月1日 21時) (レス) id: 5f9510aad2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:由麻 | 作成日時:2018年12月26日 1時

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