ただ灰崎が祝われるだけの超絶短編集 (ページ2)

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稲森&野坂ページ2

野「明日人くん、明日は
なんの日か知っているかい？」

明「えっと…………………………。

なにかありましたっけ？」

野(そうか、灰崎くんは明日人くんに
いってなかったのか)

野「明日はね、灰崎くんの誕生日
なんだよ」

明「えぇ！そうだったんですか！
プレゼント急いで買わないと………。
野坂さん！俺、今から探してきます！」

野「いってらっしゃい。
明日、僕の部屋の前に来てくれ。
その時に渡し方を考えよう」

明「はいっ！ではまた明日！」

明日人side

灰崎はどんなものがほしいんだろう。
くまぞうはだいたいもっていそうだし………。

そうだ！あれにしよう！
あれだったら一番思いを伝えられる！

次の日、野坂の部屋にて

野「明日人くん、いいものは渡せそうかい？」

明「はい！多分！」

野(自信があるのかないのか…………)

明「野坂さんは何にしたんですか？」

野「秘密、かな。

そろそろいこうか。今、ちょうど
ヒロトくんが部屋を出たところだ」

明(この部屋からどうやって見たんだ)

明「灰崎ー！お邪魔させてもらうよ！」

灰『勝手に入るな』

明「あれ、言ったじゃん」

灰『入ってからいっただろうが』

明「灰崎！今日お前の誕生日なんだろ？渡すものがあるから、ちょっとここの椅子に座ってよ」

灰『なんで場所変えねぇといけないんだ』

明「いいからいいから」

明「ｺﾎﾝ。
俺、何あげていいかわかんなくてさ、今まで嬉しかったことを手紙に書いてきたんだ！よんでもいい？」

灰『勝手にしろよ』

明「灰崎。
俺は最初会ったと((ry」

明「おい！灰崎！大丈夫か！」

灰『ああ、大丈夫だが…………………

なんだ、この激甘ケーキは」

野「どうだい？このケーキ。
有名な(そこらへんの)ケーキ屋で
特別注文(あまあま指定)したものなんだ。灰崎くん。気に入った？」

灰『あぁ、気に入ったよ、

このサプライズの仕方だけな((ｲﾗｯ』

＜よくある顔面ケーキっす＞

灰『ﾊｧ
明日人。お前の手紙、見せろよ』

明「え？うん」

灰『 …………………………………。

くまぞうのことしか書いてねぇんだけど。嬉しかったことってよぉ、くまぞうを俺のおかげで知れたっちゅうことかよ』

明「うん」

灰『…………………最好の誕生日プレゼントありがとな、明日人、野坂』