灰谷兄弟と幼馴染

じゅうなな ページ18

蘭・竜胆side


最近の俺達は喧嘩に明け暮れている
相手をボコボコにする毎日

蘭「もっと骨のあるやついねーのかよ」


竜胆「そういえば、最近良く暴れまわってる高校生連中がいるらしいぜ」


蘭「へぇ〜、面白そうじゃん」



竜胆「でもやる事ぶっ飛んでるらしい、親兄弟吊し上げたり女回したり汚えことばっか」



蘭「ふーん、俺達がちゃんと教育してなんねえとな。まずはどんなやつか情報収集だな」



竜胆「同じ高校の女とかだったら知ってんじゃねえの、結構遊んでるって噂もあるし」





そこから俺達は毎日のように情報収集のために同じ高校の女と会い、情報交換と条件をもとにその女共と体を重ねることが増えた







まさか、女と会っている所をAに見られているとも知らずに…








それからというもの急にAが俺達を避けるようになった。朝家に行っても登校しており、クラスに行っても教室にいない。帰るために迎えに行くがすでに下校していると。女共と会って帰ってくる頃にはAの家の電気は消えている









Aに避けられて2日目の夜、廃墟の工場に前のたまり場があると聞き行ってみると噂の高校生暴走族の二人がいた
俺達はそいつらを叩きのめし病院送りにした
他にもたまり場があることを知りまた後日行こうとなり家へ帰った







.






次の日
相変わらずAは先に行ったらしい、家には鍵がかけられていた
俺達は4日もAに会えず機嫌が悪い









蘭「A！いい加減にしろよ」




竜胆「今日こそは避けてる理由を吐いてもらおうか」





登校すると一直線にAのクラスに行きドアを開けると大声でAを呼ぶがそこにはAの姿がなかった。朝は居るはずだと思っていると



梓「ねえ！蘭くん竜胆くん！まだAが来てないんだけど一緒に来てないの？」





Aの親友が不安な顔を浮かべ話してきた





竜胆「は？来てないってどういうことだよ」




蘭「家鍵閉まってたよな、学校来てるはずだろ」






靴がないの、と顔をしかめる梓をみて電話をかけてみるが繋がらなかった









蘭「くそっ！！繋がんねぇ」







電話が繋がらないことに不安が募る






.






モブ君「あの‥ご、ごめんなさい！俺、高校生の人に脅されて灰谷兄弟と一緒にいるの女の居場所教えろって言われて…その…ごめんなさい！！」

怯えながら泣きながら謝るクラスメイトの男の子


俺は気づけばその男を殴っていた

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