灰谷兄弟のお気に入りは腐ってる

呼び出し食らった ページ10

次の日、いつも通り学校へ行きケイと千冬と一緒に過ごして無事に放課後を迎えるはずだった






『…え』


圭「どうかしたか？」


『ううん、友達からのメール…遊び行こ、だって』






……………ウソである

本当は灰谷兄弟からのメールです




［六本木来い、モデル手伝ってやる］との文が

［喜んで行かせてもらいます。］すぐに返信した





自分達からモデル手伝ってくれるなんて素晴らしい…！





ーーーーー




私は、家に帰って着替えて急いで六本木へ向かった

指定されたビルの前に来たのは良いんだけど……


なんか入り口にめっちゃイカツイ人が、立ってる

え、これ入って行ける？大丈夫そ？






『っ……』






手足が少し震えながらも入り口へ向かった


平常心、平常心…






『あれ……？』






イカツイ人達はビルの中へ入ってく私を止める様子もなかった

人は見かけによらない、なるほど






『逆に怖い…』






ビルの中へ入ったは良いけど、殺風景な上に目の前にエレベーターと階段しかないのだ

どこぞのサバイバルホラーかって


しかも、上から何か聞こえるし……






『私、生きて帰れる？』

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