灰谷兄弟のお気に入りは腐ってる

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柚「花垣！ここはアタシたちに任せて逃げな！

　ヒナちゃんとA守れよ！」



武「ヒナ、A行こう！」

ヒ「タケミチ君後ろ！！」



『タケミっち！！』





私はタケミっちを押した


首に腕はいかなかったものの、肩にはぶつかってしまった





大「ドーはド突くのドぉ」





柴大寿…強いし、早い


いかにも暴力って感じだわ





大「ずりぃなテメェら、楽しそうじゃねぇかよ。オレも混ぜろ！！…で、コイツ誰？」


九「知らねぇで殴ってたのかよ、さすがボス…

　 ソイツは東卍の壱番隊隊長、花垣武道だ」


大「はぁ……ハッカーイ、コイツ殴り殺せ。同じ東卍としてのケジメだ！」


八「兄貴…ソイツはこの辺が黒龍のシマだって事知らなかったんだ…だから…」




大「テメェは東卍である前にオレの弟だ、家族の絆は仲間のソレよりも上だろ？」


柚「大寿！八戒をあんま追い詰めんなよ！」



『っ！！』

ヒ「Aちゃん…！？」





私は柚葉ちゃんの手を引いた

マジで焦った


幸いにも柚葉ちゃんは大寿の拳を受けずに済んだ





柚「っどうして…！！」

『柴大寿……血の繋がってる妹、しかも女殴ろうとするなんてイカれてんな』






大「柴家の問題に口出すんじゃねぇゾ、ガキ……

　八戒見とけよ、兄ちゃんが代わりに尻ぬぐいしてやる、これが絆だ！」


『………』






私は大寿の拳を片手で受け止めた





柚「っA………？」

ヒ「Aちゃん…！」


武「受け、止め……た？」





九「っ…………！？」

青「………」







八「やめてくれ、お願いだ！」


大「ハッカーイ、人にモノを頼む時は交換条件が必要だろ！？

　 じゃなきゃあ、オレの拳を受け止めたコイツを殴り殺す」




八「東卍を…やめるよ。兄貴を支える為に黒龍に入る、だからAに手を出すな！交換条件だ！」

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