灰谷兄弟のお気に入りは腐ってる

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圭「手紙出せた…」

『え、なに…手紙出せたことに感動してんの？』



圭「うっせーな、別に良いだろ」

『ふーん…』



圭「ペヤング食うか？」

『良いの？じゃあこのままケイの家、直行だー！』




見慣れた団地が見えてきた

あれって、松野千冬？なんでこんなトコで喧嘩してんの！？




『って…ケイ…！？』




さっきまで隣りにいたはずのケイがいなかった




圭「一人に多数、さらに武器はダサすぎねぇ？」

千「ガリ勉っ！？」


圭「あ！！無事手紙出せたワ！ありがとな、お礼にオレも付き合うぜー？」

千「バカっ…テメェの出る幕じゃ……」



『松野千冬？だいじょーぶ？』

千「えっ、女子……！？」


『よく見といて、ケイはカッケーから』

千「え？一発…？」




ケイは一発で相手を気絶させた




圭「東京卍會壱番隊隊長、場地圭介だ！！！」




『千冬、怪我の手当するから』

千「あっ、え？」





ケイの凄さに相当驚いてんな、オモシロ

私は千冬の顔にペタペタ絆創膏を貼った


勿論消毒もしたけど、なんでこう傷が多すぎるのよ



ちなみに、一応、一応ね！女子力の真似事で救急セットは持っている





圭「いいかテメェらぁ…東卍は仲間が一人やられたら、全力でそのチームブッ潰しに行く！覚えとけ

　 コイツはオレの仲間だ、今度手ぇ出したらチーム丸ごとブッ潰すぞ！！」




ケイの迫力に負けたのか、相手はすぐに逃げて行った





圭「千冬ぅ」


千「え…」


圭「ペヤング好き？」


千「え！？あっ、は、はい！」


圭「ウチ、ココの5階だからさ」


千「え！？マジっスか！？ウチ、ここの2階っス！」



『運命じゃん！待ってこれって新しいネタに使えそう…』



千「ね、ネタ…？」




圭「え！？ペヤングあと一コしかねぇじゃん！オフクロ！」

千「じゃっ、じゃあオレいらないっスよ…」

『私、買ってこようか？』




圭「………3等分な」





ーーーー




『ん……白い天井…？』




ウチの家は9割和室だぞ！？





『病院かぁ………っケイ！！』





私は病室を抜けて、廊下に出た

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