灰谷兄弟のお気に入りは腐ってる

揃いも揃って音信不通 ページ20

帰ってすぐに千冬に連絡したんだけど、一向に繋がらない

メールも読んでくれてないみたいだし……


そんで、ダメ元でケイにも連絡してみたけどやはり繋がらないしメールも読んでない






『揃いも揃って…音信不通とか……』






気になりすぎて、ペン入れしてもにもすぐに止まっちゃうし

明日、学校来るよね…？






『………え、千冬も？』





ケイが学校へ来ないのはわかっていたが、千冬も来ないとなると流石に……

千冬のクラスの子に聞いたら休みだって言われた







『家行くか…』






放課後、2人の家へ行ってみてインターホンを鳴らしたが反応無し


親もいないようだった





『事件巻き込まれてる？千冬は可愛いから、意外にもおじさん達に……』





私は、不安を紛らわせる為にバカなことを想像した

そうでもしないと、涙が零れそうで…




タケミっちの学校何処だろ…

連絡先交換しとけば良かった






『しょうがない…』





私は灰谷兄弟に連絡を入れた



［芭流覇羅のアジトって何処かわからない？］

蘭［なに？乗り込む気？］


［ちょっと事情があって］

竜［地図送っといた、気を付けろよ］


［ありがとう！お礼は必ずするから］




ーーーーーーー




竜「兄貴、これで良かったのかよ」

蘭「あれだ、Aの問題には首突っ込められねぇから」


竜「……Aのこと大切に思ってるんだな、似合わね」

蘭「うるせえよ、お前こそ大切に思ってるだろ」


竜「…まあ」



ーーーーーーー




ここで合ってるよね…

芭流覇羅のアジトは潰れたゲームセンターだった



しかも入り口に"首の無い天使"が描かれている

間違いない……




千冬の事だから…ケイと一緒にいるはず



私は、芭流覇羅のアジトへ足を踏み入れた

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