唐栗と人間は永遠に一緒じゃない ページ16
『私のためなんかに、あなたを生み出してごめんね。でもどうしても、この寂しさは消せそうにない。私があなたを必要としなくなる時まで、ずっと側にいてほしいの。私の名前をあなたにあげる。だから...』
そのときの悲しげな目、今でもメモリーに焼き付いている。涙を見たとき、俺は決心した。そのときまで一緒にいようと。今はもう、必要ないよな。
琲世「俺と一緒に死ぬか、俺を壊すか。人生は選択肢しかないんだよ」
唐栗「ゴミを発見。直ちに掃除いたします」
「テメェらみたいなお掃除ロボ!買わねえよ!そこをどけェェェ!!!」
銀時「おいA、我を忘れんな!自分を保て!」
唐栗「ゴミを発見。直ちに掃除いたします」
銀時「誰の○○○がゴミだァァァ!!!」
桂「ゴミじゃない桂だ!」
高杉「身長低いって言ったやつ真っ先に斬ってやらァ!!!」
坂本「おんしらバカか!高杉に至ってはなんも言われてないじゃろ!!!」
陸奥「バカ共は後回しだ。まずはあの危なっかしい女、Aの護衛に回れ。残りの三人は自力でなんとかなる!」
坂本「わかっちょる!...そういえば、地下へはどうやって行くんじゃ?」
陸奥「ワシが地面に穴を空ける。そっから行け。その方が早い」
坂本「はあああ!?」
「坂本、私のことちゃんと守ってよね!」
坂本「守れるわけないじゃろ!」
銀時「拳銃扱えんのお前ぐらいしかいないだろ!!!」
陸奥「よし、行くぜよ!!!」
坂本「待て、陸奥ゥゥゥ!!!」
妙「大体の唐栗は阻止できたわね。それにしても、なんで彼が...」
たま「...もしかしてですが、彼は自分が消えることを望んでいるのかもしれません。役目は終えたから。」
妙「役目...?」
私は清水家の技術を使い、彼を作り上げました。私利私欲のために作り上げてしまった。平気で命を生み出してしまった。自分は責任を持てるのか。でもその時、私はどうしても友人がほしかったのでしょう。憎き天人が持ってきた技術を使い、友を作り上げる。そんな自分が哀れです。
最近、自分の記憶がおぼろげになりました。薬はまだ打っていないのに。責任から逃れるために、私の脳が勝手に忘れていってるのでしょう、都合の悪いことをすべて。ごめんなさい、琲世。
都合の悪いものを人間は忘れやすい。同時に後悔する→←大事なものは中々壊す気にはなれない
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作者名:琲世 | 作成日時:2018年2月17日 16時