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No.57 ページ9

背後から話しかけられ、私は反射的に…本当に無意識で安室さんの腹を思いっきり蹴ってしまう


安「っ…!!」


蹴られた安室さんは腹を片手で抑え、苦しそうな声を漏らし、膝を地面につけた



『ぎゃぁっ!!!安室さんすみません!!!無意識で…!!』


推しを蹴ってしまったぁぁぁ!!


私は顔を真っ青にしてしゃがみ込んだ安室さんの近くに来て、肩に手を添えてあわあわと慌てふためきながら、涙目で全力で謝った



コ「おまっ…!いきなり何やって…!!安室さん大丈夫!?」

コナンくんも近寄ってきて、安室さんの顔を覗きこんだ



安「だっ…大丈夫…。」


コ「大丈夫そうに見えないよ!」


ゴホゴホと噎せている安室さん。私は涙目で謝りながら顔を覗きこんだ

安「……僕もボクシングやっていて割と鍛えてた筈なんですが…かなり…強烈だったというか…。」


『当たり前ですよ!!蹴りで板割り出来ますもん!絶対痛いですよ!!流石の安室さんでも!!』

近くでコナンくんが、まじかよ…と声を漏らす

安「そ…そうですか…警察官…目指しているだけ…ありますね…。」

『本当にすみませんでした!何でもするんで本当に!!お詫びで殴られでも何でもしますんで!!!』

未だに苦しんでる安室さんを見て、罪悪感で涙を流してそう言うと

私の頬に手を添え、涙をそっと拭われる

安「…何でもするって今言いました?」

笑顔になってそう言ってくる安室さん


『もちろんです!!!殴られる覚悟は出来ています!!』

私はそう力強く答えると、そうですかと安室さんは呟いた

落ち着いてきたのか、安室さんはしゃがんだまま、私に体を向けてそして手を添えたまま、こちらを見下ろして



安「なら、目を瞑って下さい。」


そう言った。


コ「あ、安室さん!?本気!!?」


コナンくんは動揺したまま安室さんにそう尋ねる。

安「僕は本気だよコナンくん。」

そう言ってコナンくんに笑顔で笑いかける


『殴られる覚悟は出来ています!!いつでもいいです!』


推しを蹴ってしまったんだ。殴られても仕方ない。むしろ推しに殴られるなんて光栄に思え!!それでも怖いけど。


私は目をぎゅっと瞑った。


安「……。」


いきなり私の腰と、後頭部に手が回され、そして強く引っ張られた

『えっ…!?な……!?』

引っ張られて驚いて目を開けてしまうが、その視界に飛び込んできたのはゼロ距離にいる安室さん。

そして私の唇には柔らかい唇が重ねられていた

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シルフィ - No.54の最後の行のナイフがナイスになってます。 (2月18日 14時) (レス) @page6 id: 5010c918af (このIDを非表示/違反報告)
ミキ(プロフ) - からかい上手〜の作品からこの物語に辿り着きました。またテイストが違う作品でワクワクしています、ありがとうございます! (2022年6月26日 11時) (レス) @page12 id: 39ab5c799a (このIDを非表示/違反報告)
やっち(プロフ) - 続き読みたいです (2022年4月26日 6時) (レス) @page13 id: aabe067d77 (このIDを非表示/違反報告)
ゆにこ(プロフ) - 続きがものすごく気になります…!更新待ってます! (2019年12月16日 22時) (レス) id: 9f72c6a150 (このIDを非表示/違反報告)
nana317(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです!すごく続きが気になります!更新待ってます!! (2019年11月7日 15時) (レス) id: 07d89329e6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:アレン | 作成日時:2018年5月21日 11時

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