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No.61 ページ13

『うん、尊敬だな。ま、これは安室さんに限らず皆に該当しちゃうけど。』

「?どういう事だ?」

『…もちろん君にも該当するよ。コナンくん。』

そう言って頭を撫でてくる。


その時の顔…目は様々な感情を抱えている様に見えた。

悲しさの色も見えつつ希望と信念…言葉にできないほどの感情を抱えている

黒側では無いのは俺の中で収まっているが、この目を見て何か確信めいたものがあった。

この人…薄々思っていたが

何か…警察の仕事に着いていたのではないかと思う時があった。

外国に住んでいた…で、あの身のこなしと動体視力と観察力…推理力…行動力。

警察官目指していて身につくものか?いや、経験が動かしているのではないかと思う。

気になって赤井さんにFBIにこの人がいたかを前に聞いた事があるが、いないと言われた。

安室さんにも聞いて調べてもらったが、見たことがないと言われた。

CIA?それとも他の…?引き続き調べるには越したことはない。

どうしてもただの大学生には見えない。

それは赤井さんも安室さんも薄々感じているだろう。

彼女は何か経験を積んで強くなった。

なんだ…?この胸に引っかかる違和感…。

……この違和感はまだ解決出来そうにない。


でも少なくとも、安室さんを恋愛感情でみていないのは確かになってしまった。

安室さんも正体を掴むべく近づいたかもしれないけど、それでも今は本気で好きで狙っているのはわかった。


「…安室さんが苦労する訳だね。」


そう思わず呟いた。

この後しつこいくらいに安室さんに口説かれる事になるだろう事に同情はするけど

安室さんの気持ちも素直に応援したい気もするから当分愚痴を聞かされる事になるだろうな。

そう思った。


『…そう言えば夕飯の時間近いね。結構話し込んじゃったか。ここで夕飯食べる?奢ってあげるよ。』

「え?でも…。」

『いいよ、そもそもお礼を兼ねてここに呼んだから。蘭ちゃんには私から伝えるよ。食べたいの選びな。』

「やった!ありがとう!」

ご飯を奢ってくれる事になり、いつもの口調でお礼を言うと


『別に私の前では使わなくていいのに、それ。大変そうだろうし。』

そう言ってはにかむ様に笑ったのだった。

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シルフィ - No.54の最後の行のナイフがナイスになってます。 (2月18日 14時) (レス) @page6 id: 5010c918af (このIDを非表示/違反報告)
ミキ(プロフ) - からかい上手〜の作品からこの物語に辿り着きました。またテイストが違う作品でワクワクしています、ありがとうございます! (2022年6月26日 11時) (レス) @page12 id: 39ab5c799a (このIDを非表示/違反報告)
やっち(プロフ) - 続き読みたいです (2022年4月26日 6時) (レス) @page13 id: aabe067d77 (このIDを非表示/違反報告)
ゆにこ(プロフ) - 続きがものすごく気になります…!更新待ってます! (2019年12月16日 22時) (レス) id: 9f72c6a150 (このIDを非表示/違反報告)
nana317(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです!すごく続きが気になります!更新待ってます!! (2019年11月7日 15時) (レス) id: 07d89329e6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:アレン | 作成日時:2018年5月21日 11時

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