Memoly 38 ページ39
黒尾side
Aとは、高2のとき同じクラスで気さくで少し抜けているがサバサバした性格で、女子では一番仲が良く、いろいろな話をした。
当時の排球部はマネージャーを募集していたということはなく、自分たちでなんでもやっていた。
そのとき、ふと誰かがこぼした
「マネージャーがいればなぁ」
その一言で、音駒高校排球部にマネージャーが誕生した。
なんて簡単に言うが、マネージャーなんて誰かそこら辺にいる適当なやつ…という訳にも行かなかった。
適任しているかいないかを見分けるために、1つ下の研磨に相談した。
孤「俺のクラスでマネージャーに適した女子？」
黒「おう。誰かいねーか？」
孤「そもそも話さないし」
研磨は俺以外のやつと関わるのを避けている。が、鋭い観察眼は一役買っている。
そんな研磨に今回、マネージャーに適した女子は誰かいないか相談してみたのだが、イマイチな反応。
孤「クロのクラスにはいないの？いつも話してる人いるじゃん」
黒「あー、Aか」
マネージャーに適した人で真っ先に浮かんだのはAだし、頼まれたら断れない性格だから確かに…
でも、なんだかそれも面白くない。
断れない性格をいいことに漬け込むみたいでいい感じはしなかった。
黒「…頼んでみる」
孤「じゃあ、そろそろ授業始まるから」
研磨がいなくなって、教室へ戻るとAはいて、同じクラスのやつの制服のボタンがとれたらしくつけていた。
裁縫は得意で、気が利く上に男女問わず好かれている。
Aにマネージャーをやってもらったら、助かるとは思うんだけどな……
授業が終わって放課後、帰ろうとするAを呼び止めてマネージャーの件を持ちかけてみた。
が、俺の想像した回答を裏切った。
『ごめんなさい、マネージャーはできないです』
申し訳なさそうに頭を下げられ、それ以上何も言えないまま終わった。
少し経って、またお願いしにいった。
Aが断ったことに驚いたあの日が懐かしい。
黒「頼む！マネージャーやってくれ！」
頭で考えていた文章は言えなかったけれど、一生懸命お願いした。
暫くの沈黙のあと、Aから小さな声で
『よろしくお願いします』
と聞こえたときはただ純粋に嬉しかったのをよく覚えている。
なぜ、どういう経緯で承認してくれたのかなんて、その時は考えもしなかった。
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ぱーぷる姫(プロフ) - あるさん» “ヒカルが地球にいたころ”をご存知ですか！そうなんです、文学少女と“ヒカルが地球にいたころ”を書かれた野村美月さんのファンでそこからとりました。気づいてくれて嬉しいです。夜久君私も大好きです。 (2014年8月10日 17時) (
レス) id: aadce28865 (このIDを非表示/違反報告)
ある - ぱーぷる姫さんの名前は“ヒカルが地球にいたころ”の恋愛の達人ぱーぷる姫からですか？？夜久さん大好きです！ (2014年8月10日 14時) (レス) id: 7cf121e7f8 (このIDを非表示/違反報告)
ぱーぷる姫(プロフ) - マリーブルさん» いやいや！私のは駄作過ぎて涙が出てきますよ。ほんと、文才ほしいですよね(笑) (2014年8月1日 9時) (レス) id: aadce28865 (このIDを非表示/違反報告)
マリーブル(プロフ) - そんな！！私のは駄作ですので、、、笑 ホント才能欲しいです！笑 (2014年7月31日 20時) (レス) id: 63411f8814 (このIDを非表示/違反報告)
ぱーぷる姫(プロフ) - マリーブルさん» 暇なときにマリーブルさんの小説読ませて頂きますね！ (2014年7月30日 19時) (レス) id: aadce28865 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぱーぷる姫 | 作成日時：2014年7月20日 20時
