赤ちゃん。【赤井秀一】 ページ9
『ｳ…ｯ、なんか気持ち悪い… 』
あぁ、久々に風邪をひいたかもしれない。最悪だ。病院行くの面倒くさい。まぁ、放っておいても治るだろう。
そう思った私が馬鹿だった。
___結局一週間経っても治らず、かといって熱が出るわけではないのだ。
ただただ体がだるく、重い。そして吐き気。
あと、何かの強い匂いをかぐと胃がムカムカして気持ち悪くなる。
……あれ、なんかこの症状聞いたことある気がする､､､
…と、とりあえず梓ちゃんに相談…！！！
____｢！？！？Aちゃんそれ妊娠！！！絶対そう！！！え！え！えぇ？！？！お、おめでとう！！！！！？？｣
…梓ちゃん声が大きいよ。今ポアロに二人っきりだからいいけどビックリだよ。
『で、でもまだ調べたわけじゃないし、…ね？』
｢いやいや、ね？じゃないわよ病院行ってきて！！｣
『はぁい…』
___結局根負けした私は数日後病院に行ってきました。…妊娠、してた。
え、私お母さんになるの…？
そ、っとお腹を撫でた。今、ここに新しい命が、そう考えると自然と顔がほころんだ。
梓ちゃんにちゃんと報告しなきゃな〜、そう思った私はポアロに寄った。
｢いらっしゃいま……Aちゃん！どうだった！？｣
『んー、妊娠してた。2ヶ月だって…』
｢そっか…！おめでとう！！
……で、お相手は…？？？｣
うん、やっぱり聞かれるよね、そこ。
気になるよね、うん。
『…もと、かれ。』
｢…はい？？｣
『…元彼、なんだ。
…ちょうど2ヶ月前、突然別れ告げられて突然姿消しちゃった、元彼。』
すると梓ちゃんは申し訳なさそうに眉を下げて謝ってきた。
｢ごめん、私…｣
『いーのいーの！！言ってなかった私が悪いし！…ね？』
｢Aちゃんは…産むの、？｣
『…うん。ちゃんと、父親がいなくても…この子を守れるくらい強い母親になろうと思う。』
｢っ…！頑張れAちゃん！応援してる！！｣
『ふふっ、ありがと梓ちゃん。
…あ、また来るね！お邪魔しました！』
｢またねー！！｣
梓ちゃんとわかれて1人になった途端、寂しさが私を襲う。
…こんなの、慣れっこなのに。
今どこにいるの。
何、してるの。
私は、ちゃんと貴方のこと理解してるつもりだったよ。
危険な任務でも、守るって言ってくれたじゃない。
『ねぇ、私たちの子供だよ…
___秀一。』
頬を伝った冷たいものはきっと気の所為、そう言い聞かせて私は歩き出した。
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暁(プロフ) - こんばんは。楽しく読ませてもらいました。地味子さんの続きが気になります。美人さんになってそれから？降谷さんとの絡みがあればなぁって思ってしまいます (2019年10月8日 19時) (
レス) id: 0ef78b01fb (このIDを非表示/違反報告)
響(プロフ) - にわなずなさん» ご指摘ありがとうございます！遅くなってすみませんが直しておきました！！ (2019年3月8日 7時) (レス) id: 3701a0a282 (このIDを非表示/違反報告)
にわなずな(プロフ) - ナンパの最後 再開ではなく再会ですよ (2019年1月1日 14時) (レス) id: 895a4f49cb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：響 | 作成日時：2018年8月28日 21時
