想いを伝える部下とかわす上司【降谷零】 ページ30
『ふーるーやさんっ!書類出来ましたっ!!』
「……もう少しその言動はどうにかならないのか」
『えーでも静かだったら私じゃないですよ?』
「…はぁ、まぁそれもそうか。…書類、大丈夫だ。提出しておけ」
『はーい!了解ですっ!』
ビシッと性格に似合わない綺麗な敬礼をした部下の逢坂(オオサカ)Aはスキップをする勢いで書類の提出をしに行った。
何故この激務続きのここ、警察庁警備局警備企画課でそんな毎日元気でいられるんだと思う位毎日騒がしい。
そしてもう一つ、困っていることが…
『降谷さーん!今日もイケメンですね!大好きです!!!』
これだ。俺が登庁した時は必ず愛を伝えてくる。
「あぁ、ありがとう。これ追加の書類な」
『そうやっていつも流すんだから…!!!もう!!!そんなとこも好きですけどね?!?!』
軽く流しても本気で怒る訳でもなく冗談を言ったあとのようにケロッとした顔で自分のデスクに戻っていく。
その様子は本当に俺のことが好きなのか?と聞きたくなるほど。
…まぁ、あれだろう。よく女子がやるちょっとかっこいい人を見て「かっこいい!すき!愛してる!!」とかそういう類いだろうとそう信じて疑わなかった。
そもそも逢坂はよく出来た部下だ。ここに所属されているたった一人の女子。書類作成からハッキング、情報収集、体術、銃術、なんでもこなす早々いない人材だ。
俺にとって逢坂は優秀な部下、その他の感情は抱いていない。
今までもこれからも、それはずっと変わらないだろうと思ったある日の昼下がりだった。
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作者から
長らく更新せず申し訳ありませんでした…!
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おまけの独り言
おおまかなストーリー考えてから冒頭部分だけ書くっていうのが多いんですけどこういう部下と上司設定がすごく好き。ついでに夢主ちゃんが元気で笑顔が絶えないけど実はその裏に何かありましたーとかそう振舞ってるだけで何かを隠してる、みたいな切ない系が好きです(ただの作者の好み)
政略結婚【降谷零】→←I have a dream to be a police officer.【降谷零】
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暁(プロフ) - こんばんは。楽しく読ませてもらいました。地味子さんの続きが気になります。美人さんになってそれから?降谷さんとの絡みがあればなぁって思ってしまいます (2019年10月8日 19時) (レス) id: 0ef78b01fb (このIDを非表示/違反報告)
響(プロフ) - にわなずなさん» ご指摘ありがとうございます!遅くなってすみませんが直しておきました!! (2019年3月8日 7時) (レス) id: 3701a0a282 (このIDを非表示/違反報告)
にわなずな(プロフ) - ナンパの最後 再開ではなく再会ですよ (2019年1月1日 14時) (レス) id: 895a4f49cb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:響 | 作成日時:2018年8月28日 21時