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翌朝。
それぞれの高校に帰るべく、全員が外に集まる。お互いに、別れの挨拶をしているようだった。
その中、私は京治のいる梟谷の人たちの元に向かった。
『雪絵さん、かおりさん!お世話になりました〜!!』
「ううん、こちらこそ!」
「ありがと〜Aちゃん〜」
「じゃーな、A!!!また会おーぜ!!!」
『木兎さん!バレー続けてたら、また会えますよ!』
そう言って私の背中をバシバシ叩く木兎さん。
「・・・ちょ、木兎さん。そんなAを叩かないでください。」
『大丈夫だよ京治、いたっ』
「いや、大丈夫じゃないから。」
そして先輩の木兎さんの手を止める京治がおもしろくて、つい笑みがこぼれる。
「木兎さんは少し力加減を知ってください。
・・・あ、そうだA。約束、忘れないでね。」
『もちろん。京治、私のことたくさん思ってくれて、ありがとう。』
すると京治は少し驚いた顔をして、照れくさそうに言った。
「もう、そういうのやめてよ。また連絡途絶えたりしたら、許さないからね。」
『ふふ、分かってるよ。』
これからはたくさん、京治に私の話をするよ。京治は、私のたった一人の大切な幼なじみだから。
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水無月のぞみ - 私的には音駒か梟谷に行って欲しかった! (12月1日 16時) (レス) id: ba8b16685c (このIDを非表示/違反報告)
クリームうんちょ - すごく心残りがないお話でスッキリしました!!!!!お疲れ様です!!良い作品でした!! (2022年1月5日 15時) (レス) @page31 id: 64d596bd65 (このIDを非表示/違反報告)
inno - 完結おめでとうございます (2020年6月20日 21時) (レス) id: 637a950f3e (このIDを非表示/違反報告)
猫 - 以前読ませて頂いたのですがとても素敵でした!更新待ってます! (2020年6月12日 23時) (レス) id: 96098a2a12 (このIDを非表示/違反報告)
inno - 白布くんかっこいい (2020年6月12日 21時) (レス) id: 637a950f3e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:小林 | 作成日時:2020年6月4日 19時