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外はもう真っ暗だけど、私は一人で外に出て考え事をしていた。
・・・少し冷えた風が心地いい。
『・・・・・・はぁ。』
さっきリエーフくんに言われたことが、すごい心に響いちゃった。
また音駒に戻るなんて都合が良すぎるのに、本当に戻れたらいいなんて思ってしまった自分がいる。
お昼のときの京治も同じだ。間接的に東京に戻ってきてって言われたようなものだし・・・。
つまるところ、余計に私は稲荷崎にいる意味がないんだなって思う。
・・・ただ稲荷崎のマネージャーとしてここに来たつもりが、なんでこんなことになっちゃったんだろ。
「・・・A、そんなとこにいたら冷えるよ。」
『！賢二郎・・・』
私に気づいた賢二郎は、座っている私の正面に同じようにしゃがんで私の顔を見た。
「・・・なにそんな思い詰めてんの。」
『！けんじろっ・・・、私・・・っ』
・・・なんか、賢二郎を見たら安心したせいか、自然に涙が出てきた。
賢二郎といると、つい何でも頼りたくなってしまう。
自分のすべてをさらけ出してしまっても、受けとめてくれるような安心感が賢二郎にはあるから・・・。
『わたし・・・もう、自分がどうしたらいいのか分からない・・・っ、』
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水無月のぞみ - 私的には音駒か梟谷に行って欲しかった！ (12月1日 16時) (
レス) id: ba8b16685c (このIDを非表示/違反報告)
クリームうんちょ - すごく心残りがないお話でスッキリしました！！！！！お疲れ様です！！良い作品でした！！ (2022年1月5日 15時) (レス) @page31 id: 64d596bd65 (このIDを非表示/違反報告)
inno - 完結おめでとうございます (2020年6月20日 21時) (レス) id: 637a950f3e (このIDを非表示/違反報告)
猫 - 以前読ませて頂いたのですがとても素敵でした！更新待ってます！ (2020年6月12日 23時) (レス) id: 96098a2a12 (このIDを非表示/違反報告)
inno - 白布くんかっこいい (2020年6月12日 21時) (レス) id: 637a950f3e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：小林 | 作成日時：2020年6月4日 19時
