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6日目の朝。
この合宿も、だんだんと終わりへと近づいてきた。
・・・私は今日、信介くんに話すと決めたことがある。そして今から、信介くんの元に向かうところ。
侑の前で大声を上げたあの時から、信介くんにもなんだか声をかけにくくなってしまった。
最初から、一番に心配してくれていたのに・・・本当困らせてばかりだな、私。
____"稲荷崎に、Aが必要だよ"
『・・・そんなわけないよ、研磨・・・』
昨日、研磨に言われたことを私はまだ信じられずにいた。
信介くんにこれ以上余計な心配をかけないためにも、稲荷崎に私はいない方がいいって、今も思ってる。
・・・でも、この状況をどうしたらいいか分からない私は、研磨の言っていた行動を起こすしかないんだ。
・・・そして稲荷崎の集まっているところまで行くと、みんなはストレッチをしているところだった。
みんなの若干の視線を感じつつ、私は走って信介くんの前にしゃがんで、小声で声をかける。
『・・・あの、信介くん。ちょっといい?』
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水無月のぞみ - 私的には音駒か梟谷に行って欲しかった! (12月1日 16時) (レス) id: ba8b16685c (このIDを非表示/違反報告)
クリームうんちょ - すごく心残りがないお話でスッキリしました!!!!!お疲れ様です!!良い作品でした!! (2022年1月5日 15時) (レス) @page31 id: 64d596bd65 (このIDを非表示/違反報告)
inno - 完結おめでとうございます (2020年6月20日 21時) (レス) id: 637a950f3e (このIDを非表示/違反報告)
猫 - 以前読ませて頂いたのですがとても素敵でした!更新待ってます! (2020年6月12日 23時) (レス) id: 96098a2a12 (このIDを非表示/違反報告)
inno - 白布くんかっこいい (2020年6月12日 21時) (レス) id: 637a950f3e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:小林 | 作成日時:2020年6月4日 19時