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私は作業をしている途中、廊下を歩いているところだった。







「おい、どこ行くん。」


『・・・あ。』




背後から声をかけてきたのは、治だった。




『・・・梟谷のところだけど、なに?』








そう答えたのに、治は遮るように言ってきた。




「お前は稲荷崎のマネージャーやろ。なんで他んとこ行くん。」



『いや、だからそれは最初に言ったじゃん・・・』






そんなイライラしながら言われても困る。








「・・・ちゃうわ。俺らのことは、どうでも良くなったんか。」



『え?』







・・・どうでもいい?どうでもいいって思ってるのはそっちでしょ?














  

「・・・これだから頭使えん豚は困るんや。」





なんでそんなことを言われなきゃいけないのかが理解できなくて、私はその言葉が頭にきてしまった。






『っなんでよ・・・私を必要としてないのはそっちでしょ・・・!!』



「は・・・?」









・・・また、侑のときと同じように治の前でも感情を勢いのままぶつけちゃうのかな、私は。




と自分に呆れたその時だった。











「・・・ふーん。やっぱりそういうことだったわけ。」



『!!』









・・・どうしよう。見られたくないところを見られてしまった。












『賢二郎・・・っ』





「なんで関係ない白鳥沢のやつが入って来んねん。」







賢二郎はこの状況に動揺すらせず、私たちの方に近づいてきた。










「・・・確かに、俺も最初は関係ないって思ってた。」









そして賢二郎は、鋭い目付きで治を見た。











「けどさ、Aのことになると・・・ほっとけないんだよ。」

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小林(プロフ) - マナミさん» 貴重なご意見嬉しいです!ありがとうございます!焦る稲荷崎いいですよね、、参考にさせていただきます〜! (2020年6月2日 20時) (レス) id: 1c1b8c8b99 (このIDを非表示/違反報告)
小林(プロフ) - 澪さん» 応援していただき感謝です!今後もがんばります! (2020年6月2日 19時) (レス) id: 1c1b8c8b99 (このIDを非表示/違反報告)
小林(プロフ) - ロンメルさん» 嬉しいです〜ありがとうございます!これからの展開にもキュンキュンしていただけるよう頑張ります、! (2020年6月2日 19時) (レス) id: 1c1b8c8b99 (このIDを非表示/違反報告)
マナミ(プロフ) - 面白いです!雑愛で他校に愛され大好きです。稲荷崎メンバー(北さん以外)雑愛で素直じゃないところ萌えますが…主人公が他校から愛されて焦る稲荷崎も大好きです!もっと絡んで焦ってほs((更新頑張って下さい!応援してます! (2020年6月2日 3時) (レス) id: f5569c460a (このIDを非表示/違反報告)
- めっちゃ面白いです!応援してます!頑張ってください! (2020年5月30日 18時) (レス) id: 4fbbe91aff (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:小林 | 作成日時:2020年5月25日 20時

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