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黒尾side.



消灯時間が近づいてきて、俺は部屋に戻ろうとしていた。





「・・・ん?」






・・・あれ、ちょっとまて。あそこの机に伏せて寝てるの、Aじゃん?





俺はそーっと近くに寄って様子を伺ってみる。








どうやら記録ノートを広げたまま、限界が来て落ちたんだな。



・・・本当、頑張るよなこいつ。まあそんなところに好感持つ奴も多いわけよ。






そういや午後の練習んとき、どっかからAのでかい声が聞こえた気がしたけど、なんかあったの?



まあ、それは置いといて・・・この状況は色々まずいだろ。







女の子なのにこれじゃ体冷やすし、ここ俺以外に誰もいねえし?



・・・俺はAの顔をもっと近くから覗き込んでみる。










「(・・・ずいぶんと無防備だなおい、)」






この顔、一生眺めていたい。てか、襲っちゃっていい?










「んぁーー、くそ・・・」




ひとり心の中で葛藤した結果、部屋まで運んでやることにした。








「しょうがねえなあ。よっ、・・・と」







ちゃっかりお姫様抱っこ。Aの体柔いわ。















するとAは、起きたと同時に目を見開いた。





『・・・ん、・・・・・・んっ!?』


「ハーイ強制連行でーす。」



『ちょ、く、黒尾さん!なにしてるんですかっ!!?』






いや暴れすぎだお前。




「おい静かに。暴れるとちゅーするぞ?」


『な・・・!』






いやドン引くな。さっきは割と本気でするとこだったんだぞ?









「・・・ったく、頑張るのもいいけど、あんま無理すんなよ。」







こいつはなんでも、一人で抱え込もうとするから。

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小林(プロフ) - マナミさん» 貴重なご意見嬉しいです!ありがとうございます!焦る稲荷崎いいですよね、、参考にさせていただきます〜! (2020年6月2日 20時) (レス) id: 1c1b8c8b99 (このIDを非表示/違反報告)
小林(プロフ) - 澪さん» 応援していただき感謝です!今後もがんばります! (2020年6月2日 19時) (レス) id: 1c1b8c8b99 (このIDを非表示/違反報告)
小林(プロフ) - ロンメルさん» 嬉しいです〜ありがとうございます!これからの展開にもキュンキュンしていただけるよう頑張ります、! (2020年6月2日 19時) (レス) id: 1c1b8c8b99 (このIDを非表示/違反報告)
マナミ(プロフ) - 面白いです!雑愛で他校に愛され大好きです。稲荷崎メンバー(北さん以外)雑愛で素直じゃないところ萌えますが…主人公が他校から愛されて焦る稲荷崎も大好きです!もっと絡んで焦ってほs((更新頑張って下さい!応援してます! (2020年6月2日 3時) (レス) id: f5569c460a (このIDを非表示/違反報告)
- めっちゃ面白いです!応援してます!頑張ってください! (2020年5月30日 18時) (レス) id: 4fbbe91aff (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:小林 | 作成日時:2020年5月25日 20時

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