Whether, and to hear the voice.2

喧嘩勃発？（第一話） ページ22

涙side

それから2人で何を話す訳でもない。時々、校舎とか、Knightsとか他のユニットについてお話しながら、レオさんのところに向かった。

鳴上さんは何故かずっと私の手を握っていた。
初めて会ったはずなのに
手の握り方がとても優しくて。

香水のキツ過ぎないいい香りと共に、何だか懐かしい暖かい香りがした。

どこで、この匂いを？

ふわふわとした曖昧な記憶と優しい手つきで余計わからなくなった。
多分、本当に私が小さい時なんだろうな。

なんて、考えていればKnightsが普段使っている(らしい)部屋？スタジオに手招きされた。

……あれ、Knightsってことは凛月もいるんじゃ…？！！！！

見つかったら怒られる…やだな、面倒。

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