｢遊ぼうか、新入り｣(第一話) ページ14
レオside
天｢涙ちゃんよく頑張ってくれたね｣
俺の次にやってきたのは皇帝だった。皇帝はルイの頭を撫でるとスタッフと何やら話し始めた。
レ｢……変なことするなよ。ルイの頑張りを無駄にする気か？｣
話している途中の皇帝の肩を掴んで睨みつけた。
そおれたちみたいに潰されたらルイの才能はただただ暗闇に紛れてしまう。あの頃のおれみたいに自分を呪って、泣いて、何も出来なくなるのはつまらない。折角見つけた才能の塊をみすみすこんな所で潰させたりするのは腹が立った。
天｢心外だなぁ。僕は何もしないよ。｣
ニヤニヤと見下ろされた。
くそっ……
月｢ムカつく！！！！！がるぅぅ！！！！見下ろすな！ボンクラ皇帝！！！！｣
涙｢いつものレオさんだ｣
月｢ルイ黙ってろ！！！今日という今日は息の根を止める！！！！｣
涙｢そうすると、1人助っ人減りますよ？戦力は多い方が有利でしょう？しかも『皇帝』です｣
天｢そうだよ。どちらかと言うと君より涙ちゃんの方が冷静さがあるようだね｣
仁｢ごめん！お待たせ〜！！｣
鬼｢悪ぃな。どうも妹が月永のファンらしくてな。共演すると聞いた途端サインをせがまれた。後で一筆頼んでいいか？｣
月｢いいぞいいぞ！！妹は可愛いもんな〜♪ついつい甘やかしたくなるっ☆｣
仁｢！！！おまえりゃ開演するぞ！！！レオちんが出たしだろ！！早く位置につけ！！｣
涙｢えっ？！もう？！！！れ、レオさんっっっ｣
おずおずとルイが差し出してくれたのはネックレスだった。おれは普段つけない派。邪魔だし。
涙｢レジン…初めてで、ギリギリになっちゃって、衣装とも合わせられてないから…ちゃんとサイズあってるかもわかんないし…… 月｢ううん。つける。デザインがすごく凝ってる。それに、俺の大好きな色だ。｣
ルイに背中を向けて、髪の毛を少し持ち上げてネックレスの留め具をつけてもらった。
おれのデザインは紺碧から薄浅葱色になっていく。あぁ、あの色だ。ずっと夢中になった、あいつの瞳だ。
たくさん傷つけてごめん。約束、守れなくてごめん。ずっと、付きまとってごめん。お前の人生を不幸にしてごめん。それでも、お前の中におれと過ごしたちょっとしかなかったけれど幸せな思い出があるなら、おれはすごく幸せだから。
もう、あの苦しみを終わりにしよう。
もう、誰も泣かないですむようにしよう。
もう、誰も傷だらけで死地に赴かないでいいように。
セナ、おれはー
今でもKnightsが大好きだ。
「遊ぼうか、新入り」（第二話）→←｢月永レオ｣が作った歌（第二話）
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悠哉(プロフ) - 佳乃さん» 嬉しい言葉ありがとうございます！まだまだ未熟者ですが、これからも応援宜しくお願いします！ (2018年6月10日 8時) (
レス) id: 06e3f3c240 (このIDを非表示/違反報告)
佳乃(プロフ) - 頑張ってください！ (2018年6月9日 16時) (レス) id: a3cd6ccc41 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：悠哉 | 作成日時：2017年10月29日 8時
