Whether, and to hear the voice.

味方（第二話） ページ12

凛月「…それじゃぁ…行ってきます」

隆「行ってらっしゃい。気をつけてね」
凛月「了解♪」

手を振ってりゅーくんと別れた。

涙を寝かせて、俺は仕事に行く。
朝からロケの日はこうして涙を当日の夜から朝に変わるぐらいに寝かしつけて、俺はテキトーにホテルに泊まって仮眠してから現場入り。
一人で家にいさせるのも心配だからヘルプでナオに来てもらったり、主治医のりゅーくんについてもらったり。

兄者や父親には絶対頼りたくないってことで、俺の稼ぎはこれに使ってる。
まぁ涙の諸々の生活費(ご褒美のモンブランとかそーゆーの)＋ホテル代くらいの稼ぎはあるし、最悪金欠の時は現場とかセナハウスとか学院で寝てるしね。
Knightsのメンバーは俺が吸血鬼ってことも解ってくれるし、どうして昼夜逆転生活をしてるかも理由を突っ込まないでいてくれる。


あ、吸血鬼だから昼起きてるのは辛いのは大前提なんだけど、やっぱり俺がいない所で涙に何かあるよりマシだから、涙の生活ペースに合わせたら昼夜逆転生活にいつの間にかなってたんだよね。


それももう何年も経った話だから当たり前になりつつあるから別に体調崩したりとかは全然ない。
きっと昼間眠いのは、逆転生活と元々の吸血鬼としての血のせい。…別にどうでもいいけど。

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