無 惨 様 の お 気 に 入 り

46話 ページ48

やっぱり無惨様はよくわからない･･･

いつも理由も言わずに禁止にしてばかりだし

嫌われてるのかな･･･

最近わがままわがまま言ってばかりだったもん

そりゃあ嫌いにもなるよね･･･

はぁ･･･気をつけなきゃ･･･


堕姫｢A、あたしよ｣

『！堕姫ちゃん？どうぞ、入って！』

堕姫｢･･･さっきの事なんだけど･･･｣

『うん！教えて！』

堕姫｢･･･遊郭はね･･･その、なんて言うか･･･｣

『うん？』

堕姫｢･･･大人の男の人と女の人が･･･｣

『うんうん！』

堕姫(これって、Aに話していいのかしら･･･不安になってきた･･･)

『どうしたの？？』

堕姫｢あ、いや！なんでもない！｣

『？そっか･･･それで！大人の男の人と女の人が何？？』

堕姫｢･･･大人の･･････遊びをするのよ｣

『･･･大人の･･･遊び･･･ってなに？？』

堕姫｢え！？えっと･･･そこまではさすがに言えないわ｣

『そっか･･･』

堕姫｢あの方には怒られなかったの･･･？｣

『あ･･･ちょっと怒ってた･･･っ私ね！最近無惨様にわがまま言ってばかりで！嫌われたかもしれないの･･･』

堕姫｢･･･へ･･･？｣

『どうしよう･･･』

堕姫｢あはは！そんなわけないじゃない！あの方はAが大好きなのよ！きっと心配してるんだわ、遊郭にはね、たまに気持ちの悪いやつが来るから･･･｣

『そ、そうなの･･･？』

堕姫｢うん、だからきっと心配してるのよ｣

『･･･そっか！それなら良かった･･･』

47話→←45話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す