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最後は青で…【cn】 ページ39

あの日、Aちゃんが亡くなった日から、丁度1か月がたった。

その日は、珍しく仕事のない日で、1人で海を見に来ていた。

飛び込み?

そんなことしないよ。

あの時みたいに病んでないんだからさ。

今日はただの気休め程度だよ。

cn「それにしても、綺麗だなぁ…。」

海は綺麗な青色をしてる。

青色って気を休めたりするときにいい色だったはずなんだよね。

それに海だったら、俺の相棒の住みかみたいなもんだしな。

多分今、海に入りたくてウズウズしてるんだろうな。

まぁ、入らせないんだけどね。

気付いたら、夕焼け空。

cn「おっと、もうこんな時間。帰らないと。」

そう言い、家に足を運ぶ。

cn「アンちゃん、ただいまー。」

そう言って家に入るが、いつもなら帰ってくる返事が帰ってこない。

まさか寝てる?

そう思って、少し躊躇いつつも、彼女の部屋を見たけど、

cn「え?いない。」

だって、リビングもいないよね?

そう思ってリビングにいくけど、やはりいない。

どうしたんだろ?

cn「いないんだったら、テレビでニュースでも見とこ。」

そう言って、テレビをつける。

すると、とあるニュースが流れる。

「本日午後14時ごろ、運営国の商店街に通り魔が現れ、1人の男性が亡くなりました。」

へぇ、通り魔か…。

怖いな。

「目撃者の情報によると、犯人は、茶色のコートのようなものを着ていて、顔は見えなかったようです。」

しかも、犯人も分かってないのかよ。

一人の男性ねぇ…。

俺らの誰かじゃなければいいんだけど。

そう思ったとき、ドアの開く音がして、視線をやれば、

cn「アンちゃん、おかえり!」

アンちゃんが帰ってきていた。

でも、その顔色は優れないようで。

cn「どうしたの?」

と、興味本意で聞いてみた。

でも、聞かなければよかったと、後悔することになった。

an「さっきの通り魔事件の被害者…らっだぁさんだって…。」

そう言われた瞬間、失望感に苛まれた。

cn「そん…な。嘘だよね…?」

そう聞くと、首を横に振る。

そうなんだ。

気付いたら俺は、走り出していて…

cn「なら、せめて最後は青で終わりたい…。」

そうとだけ言い残し、海に飛び込む。

能力の問題上死ぬことは出来ない。

でも…

コイツを出しちゃえば俺の勝ちだ。

俺は、相棒を召喚した。

海の中ではコイツだって、獣なんだ。

その瞬間、腹に激痛が走る。

ふふっ…俺の勝ちみたい。

さよなら世界…。

来世も楽しい世界を。

一生の後悔【re】→←君の隣【rd】



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楓生(プロフ) - リア充暗殺隊隊長のミドロさん» え…もう…ほんとにありがとうございます…!!何回もこんな作品周回してくれるなんて…。めちゃくちゃ嬉しいです…!!作者も泣いてます…。 (7月14日 6時) (レス) id: 17fdfdd6c0 (このIDを非表示/違反報告)
リア充暗殺隊隊長のミドロ - もう一回見ても泣きます…… (7月13日 23時) (レス) @page36 id: 76e750bc9b (このIDを非表示/違反報告)
楓生(プロフ) - リア充暗殺隊隊長のミドロさん» へへっ!!ありがとうございます!!全部僕の好きな曲です!! (7月13日 0時) (レス) id: 17fdfdd6c0 (このIDを非表示/違反報告)
リア充暗殺隊隊長のミドロ - 選曲上手すぎないですか??? (7月12日 23時) (レス) id: 76e750bc9b (このIDを非表示/違反報告)
もっぴーきゃっと(プロフ) - サツキさん» え!?天才なんて勿体ないです!!全然分けます!! (2022年3月22日 1時) (レス) id: 17fdfdd6c0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:楓生 | 作者ホームページ:もっぴーきゃっと  
作成日時:2021年11月25日 3時

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