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12 kyo視点 ページ34

kyo視点

敵の殲滅が終わり、少し暇になった。

今、あいつらはどうしてるんやろ?

そう思い、好奇心だけで能力を使った。

でも、使ったあとに止めとくべきやったと後悔した。

俺が見たのは、きっとこの先に起こり得ること。

自らの能力を使い、敵に立ち向かうA。

そこまではええ。

でも、そこからが残酷だった。

敵を倒すことが出来るが、その敵が爆発を起こす。

そして、それにAが巻き込まれる。

こんな…。

こんなことって…。

kyo「あって…ええんやろか…。」

そう泣きながら呟く。

なぜなら彼女の結末は、死だから。

この運命は、分かっていても、変えることはできひん。

そんな、運命が照らされている。

なんで…もっと早くに気付いてあげられなかったんや…。

なんで…らっだぁに頼まれて見たときに、見れなかったんや…。

しっかり明後日の出来事を見たはずなのにな。

俺が見た出来事は、みんな無傷で帰ってくるはずやったのに…。

kyo「なんで、違うんや…。」

こんなん知っていい気分にはならん。

どう誤魔化すかな…。

そう思っていると、

コンちゃんとレウさんが登ってきた。

コンちゃんに、バレかけたけど大丈夫やろ。

そして、どりみーのとこにいくことになった。

どりみーはこの事を知ってるんかな。

そう思って階段を登っていって、どりみーの話を聞くと、どうやら、知っとるような。

「女王様」…か。

それがAのことか…。

あんなんただの「女王様」ちゃうやろ。

あれは、まさに「悲劇の女王様」って感じやな。

そう思っていると、このフロアより上のフロアが爆発した。

爆風がここまで届く爆発に巻き込まれた…。

そりゃ、助からへんわな…。

その瞬間どりみーたちは、階段を登っていった。

俺、一人…やな。

A…。

どうやら、さよならの様やな。

今から、行ったって間に合わへん。

せやからここからでもさよならさせてくれや。

kyo「これで何回目のさよならやろな。」

そう、ボソッと呟く。

そして、数える。

kyo「最初は、ストーカーやって疑ったよな…。懐かしく思えるわ…。この日のさよならが1回目。」

懐かしいな…。

あの時、苦しめてもうてごめんな…。

kyo「次は、お泊まり会のときやな。お花見も同じやな…。あの時どりみー煽ったの楽しかったけど、ほんとは申し訳なかったんやで…。これが2回目。」

あの日飲んだサイダー旨かったな…。

kyo「そのつぎは…。」

そこで言葉を飲み込んだ。

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楓生(プロフ) - リア充暗殺隊隊長のミドロさん» え…もう…ほんとにありがとうございます…!!何回もこんな作品周回してくれるなんて…。めちゃくちゃ嬉しいです…!!作者も泣いてます…。 (7月14日 6時) (レス) id: 17fdfdd6c0 (このIDを非表示/違反報告)
リア充暗殺隊隊長のミドロ - もう一回見ても泣きます…… (7月13日 23時) (レス) @page36 id: 76e750bc9b (このIDを非表示/違反報告)
楓生(プロフ) - リア充暗殺隊隊長のミドロさん» へへっ!!ありがとうございます!!全部僕の好きな曲です!! (7月13日 0時) (レス) id: 17fdfdd6c0 (このIDを非表示/違反報告)
リア充暗殺隊隊長のミドロ - 選曲上手すぎないですか??? (7月12日 23時) (レス) id: 76e750bc9b (このIDを非表示/違反報告)
もっぴーきゃっと(プロフ) - サツキさん» え!?天才なんて勿体ないです!!全然分けます!! (2022年3月22日 1時) (レス) id: 17fdfdd6c0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:楓生 | 作者ホームページ:もっぴーきゃっと  
作成日時:2021年11月25日 3時

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