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「そんな事…!ボクには…!」
怯えたような、でもどこか期待をするような顔でそうローズハート君は言う。
表情が忙しなくてちょっと可愛いと思ってしまう私はもう末期だ。
「でも自分が愛してる分、私からも愛されたいんですよね？」
私の問いかけにゆっくりと頷く彼の手は少し震えているよう。
「私に愛されたいと思うなら、それで良いじゃないですか。ただ私を殺せば済むんです。そうすれば私は貴方をすると言っているのに、一体何が不満なんですか。」
「……だって…」
「だってそうしたら、キミと会えなくなる…。キミと話せなくなる…!２人で一緒に居たいのに、キミと同じ世界で愛し合いたいのに…!キミが死んでしまったら意味が無い!死者からの感情を確かめる術なんて無いのに、どうやってキミの愛を認識すればいいんだ…!そんなの…虚しいだけじゃないか…」
「キミが死ぬならボクも死ぬ!!」
どこまでも子供のような彼に呆れる。
が、もうなんでも良かった。
家から早く逃げ出したい一心で、
「じゃあ一緒に死にますか。」
ローズハート君は一瞬たじろぐが、すぐに覚悟を決めたような表情になり、ポケットから２つのマジカルペンを取り出す。
「コレは返すよ…。盗んでしまってすまなかった。」
「別に良いですけど、何で返すんですか…？」
別に返さなくたって良かったのに。
そう言うと、彼は
「キミがボクに殺されるなら、ボクはキミに殺して欲しいと思ったから…」
と答えた。
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ほとんど何も無い部屋で、私達２人は向かい合うように床に座り込んで、自分のマジカルペンを相手に向ける。
「約束は…ちゃんと守っておくれ。」
「勿論、約束ですから。」
そして、同時に攻撃魔法をお互いに放った。
I will love you when i die→←２８
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灰色(プロフ) - あきまるさん» うびゃあああきまるさんだ…!ｳﾚﾁｲ!!!!こちらこそ読んでくださってありがとうございました…! (2023年1月7日 19時) (
レス) id: 23840e3b5f (このIDを非表示/違反報告)
あきまる(プロフ) - すげぇ今更だけど読み終わりました。リドルくんのメンヘラ具合と主さんの愛情の受け取り方がいい感じに絡み合ってあのラストになるのがとても切なくて素敵です…！ありがとうございました。 (2023年1月7日 19時) (レス) id: 108e4cfb5a (このIDを非表示/違反報告)
灰色(プロフ) - しろつめさん» うれちい…！うれちい…！此方こそ読んでくださって本当にありがとうございました！ (2022年5月25日 23時) (レス) id: 02fb3ffb1f (このIDを非表示/違反報告)
しろつめ - 蛙化苦し〜〜！？って思ってたら夢主が思ったよりかわいい心情でとてもすきだったし面白かったです……ラストも素敵！ 完結おめでとうございます、素敵な作品ありがとうございました！ (2022年5月25日 23時) (レス) id: a47367aeb2 (このIDを非表示/違反報告)
灰色(プロフ) - ありがと〜！こんな訳わからん小説好きっ手言ってくれてうれしいます… (2022年5月24日 16時) (レス) id: 02fb3ffb1f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：灰色 | 作成日時：2022年2月28日 20時
