死んだら貴方を愛しましょう【ツイステ】【リドル・ローズハート】

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そこから、ローズハート君は今までの出来事が嘘だったかのように私に関わらなくなり、もう2年の月日が流れた。

私としては彼と会って毎回気まずくなるような事が無くなり多少の罪悪感はあったが、それよりも楽になったっという気持ちの方が勝って、少しだけ肩の荷が下りたような、そんな気持ちで。

相談を受けてくれた監督生さんには「悩み事はなくなった」と、話を聞いてくれたお礼にクッキーを焼いて渡した。

ちなみに婚約者云々の話はこの勢いで無くなってくれるかと少し期待したがそんな都合良くはいかず、今でも相手との話は続いており、あと数時間で卒業だという事に憂鬱になっていた。

もうこのままいけば私はずっと家に縛られたまま生きていく事になるが、そもそもこの学園に来れた事自体が奇跡のようなものだったのだから、と、束の間の夢と自由を見せてくれた学園と自室へ、独り言の様に感謝の言葉を送る。

卒業式が終わればいよいよ家に帰って籍を入れなければならない。

逃げようなんて考えはもはや浮かばなかった。

好きでもない相手と結婚するだなんて、まだ御伽話のプリンセスに憧れていた頃の私は想像もつかなかいだろうな。

そろそろ式に向かうため、荷物は必要な物以外全て実家に送った後でがらんとした部屋に寂しさを感じながら、私は部屋の外へ出てゆっくり扉を閉めた。

瞬間、真っ暗になった。











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ひっさびさの更新＆とてつもない急展開に申し訳ないのパレードです

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