変わる1 ページ44
ー虎杖ー
高専の廊下でななみんと五条先生が話している。駆け寄ってよくよく話を聞くと……。
「は？！Aが行方不明？！本当なのかよななみん！｣
「えぇ。昨日任務の予定時刻になっても来なかったそうです。伊地知が調べたところによると、私とあなたが昨日居た学校で痕跡が途絶えたそうです。」
「そんなわけで悠二。Aを探しに行くよ皆で。」
「皆で？」
｢「虎杖！！」｣
後ろを振り向けば伏黒と釘崎がこっちに向かって……
え。釘崎？
釘崎は俺が振り向くと同時に廊下を駆け出し、右頬に衝撃と痛みが走る。
「ぐほぉお！」
釘崎に殴られた。
「たく！生きてるなら生きてるって言いに来なさいよ！！」
「ぇ、あ、……。」
「悠二。」
殴られた頬を擦りながら俺は再開出来たことの喜びを噛み締める
「ただいま。」
「はいはーい。感動の再開はそこらへんにして、Aを探しに行くよ。」
｢「「はい！！」」｣
昨日の雨は止み、雲の隙間から太陽が覗く
バラバラで探すことにした俺達。ほとんど手がかりのない状態だった。
「にしても……ここ呪霊そこそこいるな。」
呪霊と言っても4級にも満たないものだらけ。
その呪霊を倒しながら歩いていると、どこからか小さな甲高い鳴き声のようなものが聞こえた。
こっちか。
俺はその声がする方に足を進める
「この辺だったよな……。！」
橋の上を歩き ふと橋の下を見れば、浅瀬で白い小さな生物が3級の呪いに対して威嚇をしていた。
「ﾋﾟｨｲｲｲ!!!」
「おしまい？おしまい？ｷﾍﾍﾍﾍ!!!」
このままだと白い生物は呪いに殺される。
俺は橋の柵を越え、3級の呪いを殴る。
「ｷﾞｪｴｴ！？！」
呪力を込めて殴ったが、消えない呪霊。
「大丈夫か？！白いの！」
呪霊と白い生物の間に割ってはいるように立ち、白い生物に振り向く。
「A……？」
白い生物の数メートル先にボロボロで薄着姿のAが視界に入る。
心の中でどす黒いドロドロとした感情が沸き上がる。
コイツがAを……。
殺す。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 129人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「呪術廻戦」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
紫陽花(プロフ) - 雪さん» ありがとうございます！読みにくかったり文章に変な点があればご指摘してください！応援のコメントとても心が温まりました。 (2020年12月20日 15時) (
レス) id: 3b41d3a8b8 (このIDを非表示/違反報告)
雪 - 続き楽しみにしてます。(*＾ｗ＾*) (2020年12月20日 11時) (レス) id: 736aad74b7 (このIDを非表示/違反報告)
紫陽花(プロフ) - ぽんさん» ご指摘ありがとうございます。対応させていただきます。 (2020年12月19日 0時) (レス) id: 3b41d3a8b8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：紫陽花 | 作成日時：2020年12月18日 22時
