貴方の嘘私の本音【文豪ストレイドッグス】 (ページ4)

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嘘ページ4

貴方side

結局あれからは暫く泣いた…泣いてスッキリすればご飯を食べて風呂に入り明日の用意をして眠った

…………………場面変更………………

「今日は書類仕事かぁ……」

翌日…泣いたため、目は腫れていたけど仕事を休む訳にも行かない…目の腫れは化粧でどうにかなるだろう

そんな事を思いながら仕事に行くための準備をする。

「朝ご飯はいいや…食欲無いし……」

朝食を取ろうかと悩んだが辞めた…それに食欲が無い…最近は朝もこんな調子だ…

化粧で目の腫れを隠し何時ものスーツに着替えると荷物を持ちヒールを履いて家を出る…マフィア本部からは近いので直ぐに着いてしまう。

彼の人は居るだろうか…まだ浮気相手の所にいるだろうか…そんな事を思いながら本部につけば執務室に向かう…

彼の人は幹部なので執務室は違うが仕事の関係で顔を合わせることは多々ある…

正直今日は顔を合わせる気分ではない…そんな事を考えながら歩いていると急にぶつかってしまった

「わっ！すみません！…大丈夫でしょうか？」

紅葉「わっちは大丈夫じゃ」

「紅葉姐さん！」

慌てて謝った相手は紅葉だった…紅葉には昔から世話になっている姉のような親のようなとても親しい人だ。

紅葉「A…何だか会うのは久しぶりかぇ？…元気じゃったか？」

「えぇ…はい」

紅葉「何かあったのかぇ？…わっちに話してみなんし…それにその目、何があったのじゃ？」

「いえ…これは…その……映画！！昨日の夜映画を見て感動して号泣しちゃったんです」

紅葉「そうか……A、無理するでないぞ？…わっちは何時でもA味方じゃ…何かあったら迷わずわっちの元へ相談に来い…幼き頃から見ているAが悲しんできるのはわっちは見とうない…」

「紅葉姐さん…ありがとうございます。でも、本当ですから」

紅葉の言葉が嬉しくて泣きそうになった…でも、ここで弱音を見せる訳にはいかない、私はまた無理に笑顔を作った。

紅葉「そうか………まぁ、Aがそう言うのなら信じるかのぅ……それよりもちょうど良かったAに頼みたいことがあってのぅ」

「何でしょうか？」

紅葉「この書類を中也の元へと届けてくれんかぇ？わっちの元へと間違えて届いたようじゃ」

「…っ…わかりました」

幹部である紅葉の頼みだ断れる訳も無く会うのは嫌だが了承する。

紅葉「では、頼んだぞ」

「はい…直ぐに届けますね、それではまた」