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〇 ページ16
部活をしている最中に桜乃ちゃんを探すがいない。そして、今は練習中なため、探しに抜けることが出来なかった。
もしかして、お休みかな。
「ね、桜乃ちゃんって今日お休みなの?」
そう聞いてもみんなは冷たく知らないと言うばかりだった。
モヤモヤした気持ちのまま朝練が終わり教室に戻る。するとそこには俯いた桜乃ちゃんが机にいた。
「おはよう!桜乃ちゃん」
肩に手をのせるとびっくりした表情でこちらを向く。「驚かせないでよ」そう言うとヘラりと笑った。
その笑顔に違和感があった。
彼女はこんな顔をしていたっけ…。
「具合悪いの?」
そう聞くと彼女は苦しそうな顔をしたあと「保健室いってくるね」と走っていってしまった。
追いかけようと教室からでる。
その瞬間、腕を引き戻された。
「俺がいく。」
そう言うと彼は彼女の後ろを追いかけて行った。
私もそのあとを行こうとしたがやめておいた。今だけは2人を邪魔するわけにはいかないから。
「桜乃ちゃんをお願いね」
精一杯笑うことしかできなかった。
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作者名:みみみみみ | 作成日時:2019年4月3日 22時